自分で考えて決める力を養う。キャリアデザインとその研修について
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自分で考えて決める力を養う。キャリアデザインとその研修について

変化が進む労働環境においては働き方も多様化しています。そのため、会社任せではなく社員が自分自身で考えて決めるキャリア設計がより重要になります。キャリアデザインが必要な理由や、キャリアデザイン研修を行ううえで押さえておくべきポイントについて紹介します。

キャリアデザインとは?

キャリアデザインとは、自己の職業人生、つまりキャリアについて自分自身で考え設計し積み上げていくことです。単に職歴だけでなく、自分の性格やライフスタイル、経験、会社を取り巻く市場環境なども考えたうえで、理想とする将来の姿と、そのために何をすべきか明らかにしていくことをいいます。

キャリアデザインが必要な理由

これまでの日本では、会社に入ってしまえば終身雇用、年功序列の制度に乗って、ある程度安定した将来が保証されていたといえます。現在でも、このような日本独自の雇用制度を基本としている企業が多いのも事実ですが、今キャリアデザインが必要とされているのは何故でしょうか。

終身雇用や年功序列は過去のもの
日本独自の雇用制度は、社会が変化するにつれ合わなくなってきたといえます。終身雇用や年功序列が基本の体制では、出産や介護・看護などでいったん仕事から遠のいてしまった場合、元に戻ることは難しくなります。同時に企業にとっても、このような事情で優秀な人材を失うことはマイナスになります。
特にグローバルな展開を進める大企業では、すでに終身雇用や年功序列の考えは過去のものとして、新しい体制を打ち出しています。年功序列の給与体制が崩れれば、自分の技術や強みが何かを改めて考えることが必要でしょう。

多様になった人材や働き方
グローバル化やIT変革を背景に、採用すべき人材や働き方も多様になりました。会社は、これまでにない時代の変化に対応できるような人材を採用しなければ、取り残されてしまいます。また、出社を最小限にしてネットで会議を行ったり、在宅で仕事ができるように調整したりするなど、子育てや介護をしながらでも仕事を継続できる仕組みも取り入れられています。求められるスキルが多様化する中で、自分の能力をどう開発していくかを描く必要があると同時に、自分のライフスタイルに合ったキャリア設計が可能になったともいえます。

会社へのエンゲージメント、仕事へのモチベーションを高める
自分で主体的にキャリアデザインを描くことは、仕事へのモチベーションを高めることにつながります。そして、自分の目指すべきものと会社の求めるものがリンクしているかを見直すきっかっけとなり、会社へのエンゲージメントを高める一歩になるでしょう。

会社としても支援が必要
モチベーションやエンゲージメントを高めるキャリアデザインは、会社の支援も重要です。
例えば、
1.キャリアデザイン研修や面談を実施して社員に考える機会を与える。
2.会社が求めるものと社員が求めるものが同じ方向を向いているか確認する。
3.目標設定やメンター制度(上司以外に指導・相談役となる先輩社員がサポートする制度)を取り入れたり、自己申告や社内FAなどの制度を設けて、社員が自分のキャリアを主体的に選択しやすい環境を作ったりするなど、会社としてできることもいろいろ挙げられます。

キャリアデザイン研修の内容

では、実際にキャリアデザイン研修を行う場合、どのような内容にすべきでしょうか? 基本的に押さえておくべきポイントは下記の5点です。

  1. 動機付け、モチベーションアップ
  2. ビジョンの設定(求める社員像、なりたい自分像)
  3. 要素の提供(自己分析、人間関係、ライフスタイル、お金、市場環境など)
  4. 計画を立てる(短期〜中長期)
  5. 具体的なワーク

まずは、キャリアデザインの必要性や目的を説明して動機付けを行い、その後、なりたい自分像やビジョンを設定します。そのうえで、自己の性格やライフスタイルといった要素を基に、実際に短期から中長期といった期間ごとの計画を立てて、具体的なキャリアデザインを描いてもらいます。そして、ほかの参加者と共有して助言し合う時間を取るという流れです。また、効果を高めるためには研修後のフォローアップも重要です。

グローバル化やIT変革によって多様な人材や働き方が求められる昨今、社員が自分でキャリアを構築するキャリアデザインはますます重要になっています。企業もそれを積極的に支援すると同時に、人材育成を見直すことが経営の成長につながります。

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ワークハピネス

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