なぜ、オフィスを捨て、100%テレワークカンパニーの決断ができたのか?
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なぜ、オフィスを捨て、100%テレワークカンパニーの決断ができたのか?

『未来を予測する最高の方法、知ってますか?』PCの産みの親のアラン・ケイは言いました。

「未来を予測する最高の方法は未来をつくること」

私はイノベーション研究家です。イノベーションを起こすために重要なのは既成概念や常識を疑うことです。コロナ禍に見舞われ、集合型プログラムを中心としたワークハピネスのビジネスモデルは破壊されました。よって、「現在の事業は終了」と決めました。

私は「ワークハピネスを増やす!」という我が社のミッションが大好きです。このミッションを掲げて、今のテクノロジーを徹底活用して、既成概念や常識に縛られずに、一から起業するとしたらどんな会社を作りたいか?


自分に問いました。考えて出た答えは、「100%テレワークでテレワーク社会のワークハピネスを増やす!」というミッションでした。


以前から「海外に住みながら、ワークハピネスに参加できないかな?」とずーっと模索していましたが集合型プログラムが100%の現状ではそれは我がままな希望でした。でも「テレワークハピネスを増やす!」ならそれは可能です。ワクワクしてきました。

私たちがオフィスを捨てた本当の理由

効率を追求するため、都市に集中して住んで、通勤地獄に耐えて働くのは、第一次産業革命以来の既成概念だと思います。現代の高速デジタルネットワークと一人に一台以上あるスマホやPC等のデジタルディバスをフル活用すれば通勤地獄とおさらばできる。


100%テレワークカンパニーになれば私の夢だった「好きな場所に暮らしながらワークハピネスに参加!」できると思ったのです。

世界中の好きな場所でスーパーローカルに暮らしながら、世界を良くする新価値創造にスーパーグローバルに参加できる。『そんな世界にしたい!』心からそう思いました。

まだ、世界は「スーパーローカルに暮らしながら、スーパーグローバルに繋がって新価値創造できる」ようにはなっていません。でも、私たちが先駆者になって、テレワークを楽しみながら、世界に向けて貢献できている姿を示せたら社会は変わっていく、そう思ったんです。

【決断した理由その1】『自分がやりたかった!』から。【決断した理由その2】 仲間の存在です。

就活生は会社訪問で、立派なビルに圧倒されて憧れて大企業に就職したりします。社員にとって「会社=ビル・オフィス」というのはかなり重要な要素です。オフィスを捨てたら会社の実態って何が残るのか?目に見えるものは何も残りません。


だから、普通の人は、「オフィス捨てました」って聞くと本当に驚きます。

今まで私たちは、「社員のエンゲージメントを高める求心力はブランドやオフィスではないんです。」「それはミッション共有と、違いの相互理解、尊敬です!」と、ミッション経営の重要性を啓蒙してきました。


私たちの主張の正しさを証明する時がきた!と感じました。私たちにはもう集えるオフィスはありません。ワークハピネスの実態は、目に見えない「ミッションによる繋がり」だけなのです。


ミッション経営の重要性を訴える私が、なんで今まで綺麗でおしゃれなオフィスに拘ってきたんだろう?自分の既成概念の強さに笑いがこみ上げてきました。


毎年、年に2回、全員で合宿し、「あなたにとってのワークハピネスとは?」「個々人の才能や価値観の違いは?」というテーマを繰り返し探求してきました。日常でも「それはクライアントのワークハピネスを増やすの?」と問いかけ続けてきました。

ワークハピネスのミッションを共有する仲間の絆は強い。オフィスを捨てるくらいでこの絆はびくともしない。一人一人の顔を思い浮かべて、、、必ず学習して100%テレワークを楽しむだろう。テレワークを楽しみながら経済的に成功するルートを必ず発見するだろう。


そう確信しました。「仲間が勇気」です。私の背中を押してくれました。 【決断した理由3】は、直感です。新型コロナウィルスは、自然を甘く見て浮かれて尊大になっている人類に対する地球からの警告だと思いました。


ガソリンをガンガン燃やして車を走らせ、不必要な製品のグローバルサプライチェーンの構築のためジェット燃料を大量に排出して世界中に出張する。有限な地球で無限に成長を続けるのは不可能なのに政治経済のトップたちはその単純な真実から目を背ける。

もし…アフターコロナに人類が元の浮かれて、尊大な経済優先社会に戻ったら、地球からまた違った形で私たちに警告を発するだろう。


デジタル技術を活用して、「スーパーローカルに暮らしながらスーパーグローバルに繋がっている新価値創造する」・・・これが、人類の正しい進歩、文明の発展だと感じました。

風光明美で自然豊かな田舎で暮らしながら、世界中と繋がって新価値創造に参加する。子供たちもオンライン授業で高等教育にアクセスできる。子供たちには地元で戯れる幼馴染とオンラインで、バーチャルにつながる世界中の幼なじみができるんです。

人生を二度楽しむ!

人生を一粒で2度楽しめる世界。ワクワクします。 私の極端な決断に戸惑いながらも、ついてきてくれている社員たちには感謝しかありません。ただ、最先端の社会実験に参加しているという希少な経験は間違いなく、人生の宝です。


万物流転、諸行無常。会社なんていつでも無くなります。私が彼らの生活を一生保証することはできません。大切なのはどんな環境下でも楽しく過ごせるスキルと社会が必要とする希少な経験です。

イノベーションは一人の人間の願望から始まります。AIは指示待ち族です。願望がありません。 混迷の世界、湧き上がる願望で望む未来を創っていきましょう!


株式会社ワークハピネスは人材育成研修・組織開発コンサルティングを通して
人と企業の「変わりたい」を支援し、変化に強い企業文化をつくる支援をしています。 
新入社員〜管理職・役員研修のほか、全社向けチームビルディングまで
貴社の職場課題に合わせたカスタマイズ対応が可能です。

ウェブサイトにはこれまでに弊社が支援させていただいた研修および
組織コンサルティングの事例を掲載しております。ぜひご参考ください。

この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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