漠然とした不安を消す方法
CEO BLOG

漠然とした不安を消す方法

漠然とした不安を抱えている人が増えていると感じます。特に若者に多いとか。

「人生100年時代」

「不確実で変化の激しいVUCAの時代」

「年金破綻」

「老後資金2000万円必要」

「失われた30年」

「終身雇用崩壊」等々

これでもか!ってくらいに不安を煽るキーワードが乱れ飛ぶ現代。

そして、極め付けに「コロナ禍」による日常生活の激変。「漠然とした不安」を抱えるのは正常な人の証です。
私も若い時は「漠然とした不安」だらけでした。でも今は「漠然とした不安」が一切ありません。それは、経営者として駆け出しの30代前半、「漠然とした不安」で押しつぶされそうだった時にある尊敬する経営者から「漠然とした不安」の解消法を教えていただいたからです。
「漠然とした不安」を解消する秘訣は、「漠然とした不安」を放置せずにとことん思考の力で探求して「具体的な不安」として書き出すことです。人が不安に思うことを大別すると次の3つのジャンルに分類されます。

経済問題・人間関係問題・健康問題

「経済問題」だったら、

・仕事がうまくいかなくて評価が下がってお給料が下がったら嫌だな

・会社が倒産したら嫌だな

・投資で失敗したら嫌だな 等々

「人間関係問題」なら

・あの人に嫌われたら嫌だな

・仲間外れにされたら嫌だな 等々


「健康問題」だったら

・癌になったら嫌だな

・コロナに感染したら嫌だな 等々


「漠然とした不安」を放置せずにとことん自分の心の中を探求して言語化して書き出すのです。
「漠然とした不安」を分解して「起きたら嫌なこと」へと具体化できたら、次に行うのが、「起きたら嫌なこと」が起きたときの「具体的な対処法」を書き出す。

「起きたら嫌なこと」として「会社の倒産」にたどり着いたとしたら、「会社が倒産」した場合の 「具体的な対処法」を考えるのです。すると「転職活動をする」、「転職力を上げるために資格試験の勉強を始める」という答えにたどり着いたりします。実際に資格試験の勉強を始めると心が落ち着きます。
「仲間外れにされるのが嫌」だと気づいたら「具体的な対処法」として、「趣味のサークルに参加する」と決める。動き出して所属するコミュニティーが増えるとちょっと安心するかもしれません。
「具体的な対処法」が見つからない、もしくは考えたくもない「起きたら嫌なこと」も出てきます。

例えば「伴侶の死」や「末期癌の宣告」とか。これに関しての私の対処法は「あきらめる」。もしくは「実際に起きてから考える」です。「起きたら嫌なこと」を10個ぐらい書いて、8個に「具体的な対処法」が出てくると、2個ぐらい「あきらめる」があっても心は落ち着きます。
これを実践してもあまり不安が解消しないという方もいるかもしれません。そんな方にお伝えしたいのは、「不安を感じるって悪いことでは無い」ということです。不安を感じるのは生命力が旺盛で生きのびる能力が高い証なんです。人類は不安を感じることで生き延びてきました。狩猟採集民時代、森を進んでいて「何だか嫌な予感がする」と感じて用心した人が生き延びました。「何だか嫌な予感がする」と感じない鈍感な人は猛獣に捕食されてしまって種が途絶えてしまうんですね。だから、私たちは「何だか嫌な予感がする」能力を持った人々の子孫なので基本的に「漠然とした不安」を感じやすいんです。だから「漠然とした不安」を感じたら、「私って生命力が旺盛なんだな〜」「人間として能力高いんだな〜」くらいに軽くポジティブに受け止めてください。
「漠然とした不安」を抱えている方の一助になれば嬉しいです。

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株式会社ワークハピネスは人材育成研修・組織開発コンサルティングを通して
人と企業の「変わりたい」を支援し、変化に強い企業文化をつくる支援をしています。 
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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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