モチベーションを上げる技術
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モチベーションを上げる技術

どうやったら人のやる気が上げられるか?簡潔に説明できます?
古典的には「アメ(報酬)とムチ(罰)」ですけど、現代の若者は「アメ(報酬)とムチ(罰)」では動いてくれません。 今日は、非常に重要なのに意外と実行されていない、どんな人にも通用する効果的なモチベーション向上法をお伝えします。ポイントは「具体化」と「感覚化」です。


では、一番簡単な事例で体感してみましょう。目の前に、「お鮨の中トロ」を想像してみてください。「まぐろの中トロ」どんな色をしていますか。具体的に想像してください。

脂が綺麗で照り映えている鮮やかなピンク色の中トロ。イメージできました?

では、掴んで一口で食べてみてください!

食感は?とろけました?

口の中にどんな味と香りが広がりました?

…どうでしょう。お昼前で、お腹が空いている人はよだれが出たのではないでしょうか?一方で、生ものが嫌いな人は、嫌な気分になったかもしれません。「具体化」と「感覚化」を進めると、「やりたい(食べたい)!」「やりたくない(食べたくない)!」が明確になります。
「お寿司を食べる」という漠然としたイメージではなく、具体的に「中トロ」を食べて、五感で味わうとモチベーションが大きく上がるのです。私たちがランチで何を食べるか?選ぶ時、実は毎回、この「具体化」と「感覚化」をやっています。


お昼が近づくと、今日は何が食べたいか?を考え出します。外に出て歩き始めて、「さんまの焼き魚定食」が目に入ります。次に「唐揚げ定食」。もう少し先に「つけ麺」の看板。それぞれ具体的な映像が浮かんできて、同時に食べたときの感覚を味わっています。そして「今日はつけ麺の気分!」と感じ、つけ麺屋の扉を開けるという行動を起こします。


私、数年前、巷で話題のパーソナルダイエットジムに行き、数ヶ月で10数キロの減量に成功しました。初回セッションの内容は肉体のトレーニングではありませんでした。1時間、まるまる目標体重をクリアした時の「具体化」と「感覚化」。
・目標体重をクリアしたらどんな自分になっていますか?

・どんな服を着こなしていますか?

・周囲はあなたをどのような目で見ていますか?

・痩せたら何か挑戦したいことはありますか?

・痩せたらどんな気分で毎日過ごしていますか?

こんな質問に延々と答えていくのです。私が、質問に答えられないと「そんな状態ではトレーニングはスタートできません!」と怒られてしまいました。達成後のイメージを「具体化」して「感覚化」することは「急がば回れ」で大変重要だと実感しました。


人が目標を実現するためには、実現した時の「良い気分」を2回味わう必要があります。計画時に目標を実現した「良い気分」を味わい、その「良い気分」をもう一度味わいたいから、実現に向けて努力を始めるのです。オリンピックのメダリストは、毎日、メダルを獲得した時の感動をイメージして、今日も辛い練習を乗り越えています。


これは、仕事の目標に関しても一緒です。成し遂げたい目標を「具体化」する。ここまでなら目標管理面談等で上司と話合っているかも知れません。しかし、ほとんどの人が実行していないのは「感覚化」。その目標が達成した時の「良い気分」を味わうのを飛ばしています。「成功」という抽象的な概念ではなく、「売上で1番になる!」のような具体的な目標が重要です。さらに1番になった時の「良い気分」の「感覚化」を深める。

達成したらどんな気分?」「周りからどんな言葉が聞こえてくる?」「表彰式で何が見える?」「周囲の評価がどう変わる?」「来年の自分はどうなっている?」
達成した時の状況を五感でしっかりと味わうとモチベーションが大いに高まります。自分自身、部下や子供のモチベーションを高めるために「具体化」と「感覚化」、是非意識してみてください。


株式会社ワークハピネスは人材育成研修・組織開発コンサルティングを通して
人と企業の「変わりたい」を支援し、変化に強い企業文化をつくる支援をしています。 
新入社員〜管理職・役員研修のほか、全社向けチームビルディングまで
貴社の職場課題に合わせたカスタマイズ対応が可能です。

ウェブサイトにはこれまでに弊社が支援させていただいた研修および
組織コンサルティングの事例を掲載しております。ぜひご参考ください。

この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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