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コーチのスタンス

コーチングを行う時、コーチが守るべき最も重要な原則は以下の3つです。

  • 間違っている人はいない
  • クライアントには無限の可能性がある
  • 答えはクライアントの中にある

コーチングで行われることは、コーチによる質問と傾聴です。具体的には、「今話したい事はなんですか?」などと言う漠然とした質問から始まります。例えば、クライアントからの答えとして、「昨日、人を殺してしまいました…」などという発言を聞くかもしれません。極めて極端な事例ですが、ここでのコーチの正解は、軽く微笑んで「人を殺したんですね」と平然と返すことです。驚いた表情をしたり、「なんて酷いことを、、」と絶句してはコーチとして失格です。間違っている人はいません。そしてクライアントには無限の可能性があり、答えはクライアントの中にあるのです。


人には善な側面と邪悪な側面が同居しています。その両面を、「それが人間です」と、あるがままに受け入れるのが優れたコーチの役割です。どんな発言に対してもコーチとしての意味付けをしてはいけないのです。コーチングにおいて1番やってはいけない事は、コーチの価値観の表現です。自分の意見を押し付けたり、偏った質問によって誘導しないのはもちろんですが、表情を変える事も意味づけになります。コーチがクライアントのどんな発言に対しても意味づけをせず、「それが人間です。よくあることです。」と、肯定的に受け止めると、クライアントは安心して心の内面を正直に語れます。本音を曝け出すことで、クライアントの潜在意識のなかの無限の可能性が引き出されます。

自分ではたどり着いたことのない心の深部にある本音を言葉にしてさらけ出せた時、真の自己理解が生まれ、挑戦的な変容が始まります。コーチも人間ですから、好き嫌いや価値観があります。でもコーチをやるぞと決めた時、自己管理してコーチになります。自分の価値観を捨て、人間の全ての側面を肯定的に受け止める大きな器となります。お医者さんは白衣を着て医者になります。私生活とは別人格の威厳ある態度を纏います。コーチも、頭の中で、コーチのキャップをかぶってコーチとなるのです。


ダイバーシティーを活かせるリーダーは必ずこの程度の差こそあれ、このコーチのスタンスを持っています。私生活の素の自分のままでダイバーシティーを活かせるリーダーになることはできません。
部下と話すとき、子供と話すとき、友人の悩みを聞く時、キャップをかぶってコーチになる練習をお勧めします。


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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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