断る技術
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断る技術

現代人は時間がありません。次々と舞い込んでくる仕事。友人からのお誘い。全て受け入れていたら忙しすぎてパンクしてしまいます。自分の身を守るためにも断る技術は重要です。

「断るなんて簡単だよ。『できません』『行けません』て言えばいいだけだよ!」と考えるストロングスタイルの人もいます。でも多くの人は断ることが苦手です。皆、「断ったら、嫌われてしまうかも?」という恐怖を抱えています。
人間は感情の生きもの。
ストレートに「できません!」、「行けません!」と伝えたら大抵の人は気分を害します。
だからと言って、問題先送りで「検討します」とはぐらかしておくと、相手に期待を持たせてしまいます。「前向きな検討」と受け取られてしまうと、最終的に断った時にトラブルに発展することも。
断る時はきっぱりと、でも上手に断ることが重要です。

上手に断るポイントは以下の4点です。

・ご指名いただいたことへの感謝
・断る理由
・代替案
・意思決定を相手に投げ返す


例えば、とっても忙しい時に上司から仕事を振られたとします。断るにあたってはまず仕事を振ってもらったことに対しての感謝を述べ、理由を添えて断ります。
「この案件を私に振っていただいてとてもうれしいです。ところが今週は金曜日までに完成しなければならない取締役会提出資料をまとめている最中でして時間がありません。申し訳ありませんが他の方にお願いしていただけませんでしょうか?」
こんな感じになります。

もっとパワフルな人からの依頼だった場合、断り切れない可能性もあります。そんな時は代替案を示すのが有効です。
「ご指名いただき大変うれしいです。ところが・・・時間がありません。私がレビューする前提で○○さんをご指名いただけませんでしょうか?」

さらに、状況によっては意思決定を相手に投げ返すと言う方法があります。
「・・うれしいです。ところが今週中に取締役会提出資料もまとめなければならず時間がありません。この件をお引き受けしても部長に満足していただける成果物を出せる自信がありません。どうしたらよろしいでしょうか?」

「断ったら嫌われるかも?」は自意識過剰かもしれません。上手に断れば相手はあなたが思っているほど気にしていないものです。1番重要なのはあなた自身が健康で元気でいることです。誰に対しても誠実に。と同時に自分自身に対しても誠実に。できるものはできる。できないものはできない。正直に、でも相手の感情に配慮して断る。実践してみてください。


株式会社ワークハピネスは人材育成研修・組織開発コンサルティングを通して
人と企業の「変わりたい」を支援し、変化に強い企業文化をつくる支援をしています。 
新入社員〜管理職・役員研修のほか、全社向けチームビルディングまで
貴社の職場課題に合わせたカスタマイズ対応が可能です。

ウェブサイトにはこれまでに弊社が支援させていただいた研修および
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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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