CEO BLOG

怒りよさらば アンガーマネジメント力を高めよう。 

テレビのニュースでしばしば流れてくる「煽り運転」

ついに先日、体験しました。

週末に、息子のテニスの試合に出かけた時のことです。

高速道路でバックミラーを見たら高級外車が接触スレスレの車間距離に迫っていたのです。

加速して車線を譲ると今度は前に現れてブレーキを踏むではありませんか。

危ないので、追い抜いて加速するとまた追い抜き返してきます。

すぐに高速の出口だったので、一番左車線で出口を出ました

すると、隣の出口から出た例の車が私の車の前に斜めに停車して道を塞いだのです。

私は、隣に座っていた息子に「スマホ出して録画して!」とお願いしました。

ドアが開き、若い男性が罵声を浴びせながらこちらに向かってきます。

スマホで録画をしている息子に気づいたのか、もしくは罵声を浴びせてスッキリしたのか、そのまま車に戻っていきました。

以上。

私はいつも通りに走っていたつもりです。

バックミラーを見るまで、その高級外車の存在さえ認識していませんでした。

でも、おそらく車線変更等のタイミングやブレーキのタイミングでその方の邪魔をしていたのでしょう。

彼は、邪魔をされて身の危険を感じたから、怒り、やり返した。

攻撃されたら、反撃するのは当然。

そう考えたのでしょう。

完全なる勘違いからくる妄想。

でも、世の中のケンカ、イザコザ、紛争は全てこの勝手に生み出された妄想への怒りから始まります。

煽り運転で人を殺め、加害者として有罪判決を受ける。

怒りを衝動とした反射の行動で相手と自分の人生が台無しになったりします。

ナイフを持った男が自分に向かってきた時は「恐怖」もしくは「怒り」の反射で、「逃げる」か「反撃」です。

近代社会に生きていて、リアルに攻撃されることなど稀です。

でも、私たちはしばしば怒ります。

そして、その怒りの原因が自分が生み出した勝手な妄想。

勝手な妄想で人生を台無しにするのは愚の骨頂です。

人生において、怒りほど無駄なエネルギーはありません。

怒りは視野を狭め、判断力を低下させ、人間関係を悪くします。

怒りから、質の低い判断で、大切な取引を失う。

怒りから、口論となり、パートナーと人間関係がギクシャクし、絶縁する、離婚する。

怒りは人を不幸に導きます。

なぜ人間にはこのような怒りという感情が備わっているのでしょうか。

進化心理学的に説明すると、怒りはサバイバルツールです。

人類誕生から20数万年間、狩猟採集明民として小集団で移動しながら捕食して生活していました。

森で、猛獣に出会った時、怒りが生み出すアドレナリンは反撃力を強め、生存確率を高めました。

ところが、狩猟採集民にとっての死亡原因のナンバーワンは餓死でした。

グループ内での地位の低下は、食料にありつくチャンスを減らし、餓死するリスクがあります。

仲間に「意地悪される」、「馬鹿にされる」を放っておくことは身の危険につながります。

怒り、アドレナリンを放出させて相手に反撃し、自分の強さを見せつけなければなりません。

つまり、猛獣や餓死のリスクが無い現代において、怒りというサバイバルツールもはや用済みなのです。

用済みだけど、人類のDNAに刻まれていますから「怒り」という感情が湧き上がるのを止めることはできません。

そこで重要となるのがアンガーマネージメント力です。

ポイントは3つです。

1つ目は、怒りという感情が現代では不要で有害であることを理解する。

2つ目は、ほぼ全ての怒りの原因が「妄想」であることを確認する。

3つ目は、怒りの感情が沸いたら、深呼吸して一拍おく練習をする。

怒りという感情が現代では不要で有害であることを理解する。

怒りという感情が現代では不要で有害であることを理解する。

深夜、暗がりで突然殴り掛かかられたら、逃げるか、怒り、反撃して身を守るでしょう。

人に馬鹿にされたら?

怒りの感情に任せて反撃すべきでしょうか?

怪我や餓死することはないのですから、その怒りのエネルギーは不要で、危険で、自分の幸福にとっては有害です。

怒りは、視野を狭め、認知を歪め、心をみだし、生活の質を低下させ、人を不幸へと導きます。

安全・安心を感じている人は誰かを攻撃する必要はありません。

不安や危険を感じているから、人は攻撃的になるのです。

相手に不安や危険を感じさせる原因を自分が生み出しているはずです。

優秀なあなたが、先輩に恐怖を与えている。

容姿端麗なあなたが友人に勝手に妬まれている。

意図しなくても、相手に自分が不快感を与えている可能性があります。

半分の責任は自分にあることを認め、攻撃的になっている相手を赦しましょう。

不快かもしれませんが、怒りに駆られ、反撃して不幸へと落ちていく愚は避けましょう。

ほぼ全ての怒りの原因が「妄想」であることを確認する。

ほぼ全ての怒りの原因が「妄想」であることを確認する。

人が感じる怒りの原因はほぼ全て勘違いからくる妄想です。

相手に攻撃する意図はなかったのに、勝手に攻撃されたと勘違いする。

相手には馬鹿にする意図はなかったのに、馬鹿にされたと勘違いする。

相手には嫌っている意図はないのに、嫌われていると勘違いする。

妄想で怒り、煽り運転が始まり、時に人生を台無しにする。

馬鹿にされたと妄想して殴り、良いキャリアを棒に振る。

自分の心が生み出した妄想で怒り、不幸になるのは馬鹿馬鹿しいことです。

怒りの感情に気づいたら、妄想ではないか?疑ってみてください。

ほとんどが自分の心が生み出した妄想であることに気づくはずです。

怒りの感情が沸いたら、深呼吸して一拍おく練習をする。

怒りの感情が沸いたら、深呼吸して一拍おく練習をする。

DNAに刻まれていますから、怒りの感情が湧くことは避けられません。

感情に任せて反射する前に、深呼吸をして思考を始めましょう。

怒りは不幸につながること。怒りの原因は妄想であることを思い出し、状況を俯瞰してみましょう。

相手に悪気が無いこと、こちらが意図せず相手を不安にさせていたことに気づくでしょう。

禅の開祖である達磨大師は呼吸に集中する坐禅によって人々を怒りや不安から解放しました。

呼吸に集中すると、今を味わえます。

呼吸に集中すれば、空気も美味しい、体調も良い。何も問題の無いことに気づきます。

最後に。

怒りも時に役に立つことがあります。

怒りは、強烈なモチベーションとなります。怒りのモチベーションを利用して何かを成し遂げる人もいます。

でも、副作用は莫大です。

人生のほとんどを復讐に費やした物語があります。

復讐は成し遂げたかもしれませんが、その他多くのことは失われます。

怒りは視野を狭め、認知を歪めます。

豊かな人間関係を失います。

美しい花を見て、ただ美しいと味わう感性も消えます。

怒りに翻弄されて生きるには人生は短すぎます。

人間は幸せになるために生まれてきました。

深呼吸して、怒りとおさらばしましょう。


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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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