CEO BLOG

2020.05.12

ホリエモンの生存戦略とは?

堀江貴文さんことホリエモンっていろんな人に喧嘩売ってますよね。

先日も、アルピニストの野口健さんが登山自粛を訴えたら、「頭悪すぎて笑う」とTwitterでコメントして、炎上騒ぎとなりました。

私はホリエモンっていい人だと思います。直接話したことはありませんが、人づてによると、仲間を大切にして面倒見が良い普通にいい人です。 ホリエモンが攻撃的なのは、彼の生存戦略なんだと思ってます。

ホリエモンから学ぶ、これから必要とされる生存戦略

全ての人が意識的、無意識的に、生存戦略をとっています。
本当に全ての人です。
そして、その生存戦略は、個人の資質と成功体験によって様々あります。 私の生存戦略はイノベーションです。

私は子供の頃から奇抜な発想が得意で、それでクラスでも目立つ存在で、先生からも一目置かれていました。だから、追い詰められると奇抜な発想で切り抜ける習慣があります。

それが、「突然ですが、オフィス捨てちゃいました」となるわけです。
私の資質と成功体験から身についた生存戦略のパターンなのです。
私が「イノベーションが生まれる組織」というテーマで岩手で講演したら、大滑りしました。富山でも滑りました。

それは「そんなに無理してどうするの?」「環境が変わったら変わったなりになじんじゃえばええでないの?」「雪が降ったら、家にいればええんじゃないの?」「収入減ったら、減ったなりに暮せばええんでないの?」

つまり、その人の戦略は、「危機に抗わず、なじんで耐える」なのです
資質に合うならば、この生存戦略も大正解です。

テレビでポジショントークを繰り広げる評論家の方々は、子供の頃から「口が達者」で生き残ってきたわけです。一方で、人頭に立って、リーダーシップを発揮して成功した体験が少ないのです。だからポジショントークで評論家でいることがその人たちの生存戦略です。

テレビは右寄り、左寄り、上から目線、下から目線、全部いた方が「朝まで生テレビ」みたいに盛り上がります。
ポジションを先鋭的にすればするほど、熱狂的なファンがつき、局からお呼びがかかって食べていけます。

ホリエモン自身の生存戦略

ホリエモンの自著によれば、子供の頃、貧乏で、親から厳しく育てられます。友達からはいじめられ、頭が良かったゆえに、できの悪い先生からは煙たがれます。そうやって権威のある者が大っ嫌いになりました。

彼が活路を見出したのはプログラミングでした。
インターネットバブルの1990年代後半、若者の発言の方が年寄りの発言よりも「正しい!」と思ってもらえる時代がきました。これは明治維新以来の画期的なことです。

ホリエモンは、オンザエッヂ(後のライブドア)を立ち上げ、時代の寵児(ちょうじ)となりました。そして、古い権威に次々と挑戦を始めます。
プロ野球球団の買収、政界への進出、そして最大の山場はフジテレビの買収です。年寄りを中心とした古い権威たちは、自分たちの地位が失墜する恐怖に駆られました。財界、政界に恐怖の空気が醸成され、その圧力が検察にも及びます。

公認会計士の私から見ても、ライブドア事件のホリエモンは、黒ではありません。グレーの解釈の問題です。どんなに重くても執行猶予で、実刑3年はあり得ません。もし、あれで実刑食らうなら、私も実刑くらいそうです。

友人の検察庁のインサイダーに聞いたら、特定の誰かの意向というより、当時の政財界、検察を取り巻く空気が有罪に持っていったということです。太平洋戦争の時と同じです。誰も時代の空気には抗(あらが)えなくなる、日本人の特性ですね。

実刑を食らった事で、ホリエモンの権威への嫌悪は決定的となります。同時に、また何かで実刑をくらうかもしれないという恐怖も感じたと思います。ホリエモンはその奇抜で豊かな発想力を用いて、監獄からメールマガジンを出し続け、多くのファンを獲得します。

やがてホリエモンがたどりつた生存戦略は、「攻撃が最大の防御」「熱狂的なファンが自分を守ってくれる」だったのかもしれません。
攻撃して先鋭化すればするほど、熱狂的なファンが集まる。そして熱狂的なファンが、国家権威に対する最大の盾となるのです。

人間は弱いです。
常に恐怖と背中合わせで生きています。ホリエモンは「死ぬのが怖い」と本で正直につづっています。だから、全ての人が無意識に生存戦略を駆使しています。
それはトランプさんも金正恩さんも変わりません。トランプさんの生存戦略も、彼の伝記を読むとよくわかります。「攻撃は最大の防御」「先にハイボールを投げるのが交渉の要諦」です。

自分の生存戦略を確認しよう

みなさんも自分の生存戦略を確認してみてください。答えは生い立ちと才能にあります。そして、生存戦略は変更可能です。
柔軟性を高めるとは、多様な生存戦略を手にする事です。環境変化の早い世界をいつも楽しくわたっていく秘訣です。 子供の頃の敵は、消えている可能性があります。周囲の環境は変わるのです。

そして、みなさんは子供の頃とは違う別の才能を開花させている可能性が高いのです。 2000年前後に元気だった古い権威にしがみついていた年寄りたちも、ほとんど引退したか、失墜し、今や影響力は皆無です。

「万物流転」「諸行無常」で、柔軟性を高め、楽しく渡世していきましょう!


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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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