テレワークのストレスを解消するすごい会議、教えます!
子供がテレワークを理解できなくて、「パパ、遊ぼうよ!」とやってくる。家族の前で「社長、そこをなんとかお願いしますよ〜」みたいな営業トークはやりづらい。部下がさぼってるような気がして、心配。皆さん、慣れないテレワークで色々なストレスが溜まってませんか?
今日はこのストレスを一気に取り払うすごい会議、教えます。
ストレスを減らす会議のススメ方
時間は30分〜1時間。まず、適当に5〜6人同僚を集めて、zoomなどを使ったビデオ会議を開いてください。呑み会でも大丈夫。
テレワークでストレスになっていることをなるべくたくさんみんなであげます。「テレワークでストレスになっていることは?出来る限り多く、テキストアプリ等に箇条書きしてください!」時間は5分間。
次に、それを全員で共有します。「書き出したストレス原因を全員が見れるチャットに貼り付けてください」だいたい、少ない人で3つ、多い人で20個のストレス原因が出てきます。 ここからが本題です。今から、個々のストレス原因に対して、タイプ1〜4番の番号を振って分類します。
タイプ1:絶対変えられない(例:GWに楽しみだった海外旅行に行けない)
タイプ2:一人では変えられないが誰かの協力で変えられる(例:上司がIT音痴で電話で細かい報連相を求める)
タイプ3:自分が動き出せば変えられる(例:通信回線が遅い)
タイプ4:勘違い(例:我が社はZoomが使用不可だから(涙)」実は、先週解禁になったという通達を見落としていただけ)
これは5〜6人の共同作業です。チャットに貼られた一番上の人から順番に、各ストレス原因にタイプ1〜4を振っていきます。この会議では、社長や上司への営業トークではなく、自然な会話のやりとりで進めます。
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Aさんの出したストレスに対して、例えばこんなやりとりをします。
Aさん「家族の前で「社長、そこをなんとかお願いしますよ〜」みたいな営業トークがやりづらいこと」
Bさん「これは厳しいですね。嫁さんと子供の協力で解決するしかないからタイプ2ですかね?」
Cさん「私は近所のカラオケボックスで営業電話してますよ。その経費、会社で認められてますよ」
Bさん「えっ、そうなんですか?知りませんでした!」
Dさん「私はワイヤレスイヤホンして散歩しならがやってますね」
Eさん「ってことは自分で解決できるからタイプ3、いや経費で落ちるのを知らなかっただけだからタイプ4ですかね?」
Aさん「なるほど。参考になりました!やってみます」
みたいな感じで、話しているうちに、多くのタイプ2だったストレスは、タイプ3や4に落ちていきます。
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Bさんのストレス原因の一つは「馴染みの六本木のキャバクラに行けない」でした。
Aさん「緊急事態宣言は絶対変えられないからタイプ1ですね」
Dさん「Bさん、離婚して一人だから辛いよね。癒しを求めてるんだよね。わかるわー」
Cさん「zoomキャバクラ、結構楽しめますよ。うち家族いるんで、Zoomキャバもやってますし。酒も飲み放題だから、キャバクラより安くていいっすよ!」
Bさん「それ、いいですね。今晩早速試すので後でURL、 LINEしてくれますか?」
Eさん「では、タイプ3ですね」
こんな感じでタイプ1も2を通り越して3や4に落ちてきます。こうやって、タイプ3、4にみんなの知恵で落としていき、結局、最後まで残ったタイプ1とタイプ2だけが真のストレス原因だとわかります。
ストレスへの上手な対処法
対処法は、タイプ1は「忘れる」ことです。変えられないことを悩んでも仕方ないから考えないようにする。
タイプ2は「みんなで力を合わせて取り除く」ことです。 例えば、「上司がIT音痴で電話で細かい報連相を求める」というタイプ2のストレスならば、みんなで上司を説得して報告と連絡はクラウド上の掲示板で行うように変更する、とか。 ストレスで苦しむ人は、多くのストレス原因を生み出し、それをごちゃごちゃに受け止めて立ち止まります。
一方で、ストレスの低い人は、知恵と工夫でストレス原因を減らし、少数のストレス原因も、「変えられる」ものと「変えられない」ものに分類し、「変えられない」ものは忘れ、少数の「変えられる」ものに関して、仲間を巻き込んで取り除いて、前へ前へと進んでいきます。 これは能力の問題ではなく、思考パターンの問題です。ストレス原因を生み出しがちな人も、定期的に、ストレス対処力の高い人と交わることによって思考パターンが徐々に変わっていきます。 コロナ禍だからといって私たちは止まっていてはいけません。「ストレス解消会議」で前進する力を取り戻しましょう。この「ストレス解消会議(詳細は下記)」を大規模で様々な人と交わりながら進めるとさらに効果的です。
株式会社ワークハピネスは人材育成研修・組織開発コンサルティングを通して
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公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。
現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。