劇的に成長する一番簡単な方法
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劇的に成長する一番簡単な方法

人生を変える一番簡単な方法ご存知ですか?それは環境を変えることです。
例えば、「留学」「転職」「転居」・・・これ、劇的に人生変わります。なぜかと言えば、今までの生活とは一変して、
・毎日、見る風景が変わる
・毎日、交わる人が変わる
・毎日、触れる情報が変わる
・毎日、会話のテーマが変わる

日々の外部からの刺激がこれだけ変わったら成長しないほうがおかしいです。

劇的な成長をするための秘訣

例えば、思い切って英語もできないけど見切り発車でイギリスに留学したら、環境はどう変わるか?

今まで日本で生きてきて正しいと信じていた常識がガラガラと壊れます。気候・風土・歴史・文化が変われば常識が変わるという事を身をもって知ります。既成概念のメガネを外して世界をよりニュートラルに見れるようになり、人間の本質を理解する力が増します。

価値観が拡大し、身の回りの世界に対する認知力も飛躍的に高まります。

私が、外資系の公認会計士事務所に勤めていた時、短期間ですがイギリスに留学させられました。英語が苦手。海外旅行も大嫌い。外国人と交わるのを極力避けて暮らしてきたのですが社命なので逃げられません。強制的に環境を変えられてしまいました。

留学先は、シェークスピアの生誕地で知られるロンドンから数時間離れた風光明媚な田舎町。一人暮らしのお婆さんの家にホームステイしました。週末になると孫たちがやってきます。そこで翌年に東大に留学する予定の大学生の孫に苦言を呈されました。

「日本の新聞はなんであんなにレベルが低いんだ?」「どういう意味?」と私が怪訝な顔をすると、「日本の新聞には意見がない。事実しか書いてない。」と彼が日本の新聞を酷評。「報道機関は事実だけを述べるべきで、判断は読者に任せるべきでしょう!」と私が反論。

すると、彼は「国民はそれほど利口ではない。例えば政府の政策に関して、賛成派と反対派の意見を偏ることなく均等に説明すべき。両論併記でやっと国民は判断ができる」。なるほど、一理あるなと思いました。

「日本では新聞が大衆を煽動して戦争に向かった歴史があったので新聞はなるべくニュートラルに事実だけを報道するべきと・・・」と反論したのですが、
国民はそれほど利口ではない。」という強固な前提の前に見事に完敗。

日本で「当たり前」「常識」と思っていたことが既成概念であったと知った瞬間です。
私はプライスウォーターハウスクーパース(PwC)に勤めるバリバリの公認会計士で社会人。相手は20歳の田舎の大学生。

彼我の思考力と見識の格差に冷や汗が出ました。さらに彼いわく、「日本はテロ輸出国家だ!」と、聞き捨てならない暴言。Why?Why?Why?Why?です。

「JALはハイジャックされるといつも身代金を払う。それでテロリストたちは味をしめてハイジャックを繰り返す。大英帝国は身代金を払ったりしない。」

「日本政府は人命が1番大事!と考えている。これは日本国民として誇らし!」と私が反論すると、「日本人は日本人の命だけが大事で世界中の人々の命のことを考えていない。日本がテロリストにお金を払うと、世界中でより多くの人命が危険に晒される。自分勝手なテロ輸出国家だ。大英帝国は世界中の人命を考えている。」

完敗でした。二十歳の大学生に完膚なきまでに叩きのめされました。

歴史を紐解けば大英帝国に言いたい文句は山ほどありますが、未来志向&世界視野で考えたら彼の論理展開はあっぱれです。私は一貫した論理展開を繰り広げられるほど、世界の事を深く考えたことがありませんでした。小さな日本での立身出世を考えている井の中のカワズです。

イギリスの片田舎の大学生に強烈に覚醒させられました。

その留学では、ドイツ、スペイン、イスラエル、ルーマニア、ポーランド、スロバキア等々、多様な国のPwCからマネージャーが集まっています。毎日様々なテーマでディスカッションを重ね、毎晩遅くまでパブで語り明かしました。

私がなんとなく「次はアメリカで集まりたいね」と発言したらみんなに大笑いされて、「シンゴ。アメリカなんてどうでもいいよwww」「あんなアホで野蛮な国はほっときなよwww」と言われて、また衝撃。日本人のアメリカ偏向に気づかせてもらいました。
価値観が広がり認知力が高まりました。

今まで無色透明に見えていた風景から課題を感じ取り、既成概念に縛られない解決策を考えられるようになりました。それ以来、ダイバーシティーを心の底から尊重し、心を開いて付き合える友人が増えた気がします。

環境を激変させると人は成長します。転職するなら同業よりも異業種がおすすめ。テレワーク社会で転居するなら思いきって海外などありかと思います。


株式会社ワークハピネスは人材育成研修・組織開発コンサルティングを通して
人と企業の「変わりたい」を支援し、変化に強い企業文化をつくる支援をしています。 
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ウェブサイトにはこれまでに弊社が支援させていただいた研修および
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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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