CEO BLOG

人生の長期プランが立たない時代

私が社会に出た1990年代、特にやりたいことが明確ではなかった私が考えていた事は、「食いっぱぐれない」でした。

どんな会社に就職したら「食いっぱぐれない」のか?大学を留年して就職先がなかったので、次に考えたのがどんな資格を取ったら「食いっぱぐれない」のか?そこで必死に勉強してなんとか公認会計士になりました。
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人生で大事な絶対に変えないルールとは
でも、数十年経って、今では公認会計士は、AIに代替されて消える職業の筆頭です。
「食いっぱぐれない」基準で銀行に就職した友人たちも、リストラの対象。定年まで「食いっぱぐれない」会社や「職」選びは本当に難しいです。

ならばと、一念発起して起業しても、今度は製品やサービスの陳腐化との戦いです。
人や会社同様、製品やサービスにもライフサイクルがあって、導入期、成長期、成熟期、やがて衰退期を経て消えていきます。

会社を起業するよりも、会社を長く続ける方がよっぽど大変なんです。環境変化が加速している現代、製品やサービスのライフサイクルはどんどん短くなっています。とにかく慌ただしくて気の休まる暇がありません。

IT化とグローバル化によって環境変化が激しかった過去30年。今後は第四次産業革命のAI&ロボット化がプラスされて変化速度は加速する様相です。もはや、人生の長期プランを立てるのは無意味。自らを変化させながら環境変化の波に楽しく乗っていくしかありません。

私を含めて、人間誰しも慌ただしい環境変化が好きではありません。しっかりとした対処法を持っていないと、変化の波に翻弄されて、自分を見失ってひどいことになります。慌ただしい環境変化の中で、楽しく暮らす私の秘訣は、「絶対に変えない少数のルールを持つ」です。

絶対に変えない少数のルールを決めているから、それ以外のことは柔軟に変えられる。
絶対に変えない少数のルールを決めているから、将来の環境変化に怯えることなく、どっしりと構えてられる。

私にとっての絶対に変えない少数のルールは人生のコア・バリュー(基本的価値観)です。

将来の環境がどう変化するか分からないので人生の長期プランは立ちませんが、人生のコア・バリューを守るプランは立てられます。私のコア・バリューは、探究、創造、ユニークです。人間や社会を探究して人の役に立つユニークなものを創造できたら大満足です。

将来、環境が激変して全く違う領域で仕事をすることになっても「人間や社会を探究して人の役に立つユニークなものを創造」するだけです。「それで成功するのか?」は、わかりませんがコア・バリューを守る戦いでは必ず勝てます。

スポーツで例えるなら、自分たちの戦い方のスタイルを守って必死に戦い、勝敗は勝利の女神に一任です。勝敗は時の運。負けても清々しく負ける。自分たちのスタイルを変えて戦って負けたら大後悔します。そして次回に向けて何を修正すれば良いのかもわかりません。

人生も同じです。自分の戦い方のスタイル、人生のコア・バリューを守って生きる。勝敗は時の運。負ける場合も清々しく負ける。後悔はなし。次回に向けて謙虚に学んで戦略や戦術は変えるがコア・バリューは絶対に変えない。

起業して上場だけを目指して必死に働いていた私は、上場直後に燃え尽き症候群になりました。軽くうつ状態になって数週間さまよい、自分の通った4つの小学校を訪ねてブランコに揺られたりして、「俺は子供の頃何がやりたかったんだっけ?」「何が1番楽しかったっけ?」と問いかけ続けました。そしたら、「みんなとワイワイ文化祭の準備をしている時が楽しかった」と思い出しました。

後日、コア・バリュー(基本的価値観)という概念を学び、腑に落ちました。探究、創造、ユニークというコア・バリューを意識してから、成功している他人を見ても羨ましくなくなりました。

仕事や私生活においても意思決定に一貫性が出て、後悔が減りました。探究、創造、ユニークというコア・バリューを今日も追求できている自分を確認すると「幸せだな」と思い周囲に対して感謝の気持ちが湧き上がってきます。

withコロナも長期化の様相です。この先、どんな変化がやってくるのか?誰にもわかりません。未開の大地を進む道標として人生のコア・バリューは役に立ちます。

人生の長期プランが立たない時代、人生のコア・バリューの発見、おすすめです。


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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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