副業のすすめ
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副業のすすめ

本日のテーマは副業のすすめ。

副業を解禁している企業は多くはなってきていますがまだ少数派。

多くの経営者は「副業解禁ってどうなの?」とその効果に懐疑的。

ワークハピネスは5年前から副業自由なので多くの社員が副業をしています。

今回は、ワークハピネスで副業をしている社員のインタビューに基づき、そのメリットを副業をする本人と会社に分けてまとめてみました。

読めば副業に懐疑的な経営者の皆さんの懐疑心が溶解すること請け合いです。

社員側のメリット

社員側のメリット

まず、副業をする社員側にとってのメリットですが、大別すると以下の4つになりました。

1 スキルアップ等によるキャリアアップの準備

2 視野拡大による課題解決力の向上

3 メンタルヘルスの向上

4 お金

スキルアップ等によるキャリアアップの準備

ワークハピネスにおいて、副業として個人に対してコーチングやコンサルティングを行っているメンバーは将来、経営者に対するコーチングやコンサルティングを行うための良い準備になります。

例えば、大企業でマーケティングを担当していると、任されるのはマーケティング・プロセスにおける狭い範囲でしかありません。ところが副業で中小企業のマーケティングの支援を行うと、マーケティングの全体を体験できます。

これは、将来本業にいてマーケティングを統括する責任者となるための良い準備になります。

また、副業がもたらす人脈の拡大も課題解決力を高めてキャリアアップにつながります。

視野拡大による課題解決力の向上

本業で行き詰まって苦しい時であっても強制的に副業の時間はやってきます。

本業とは異なる環境に強制的に移行することによって、本業で抱える課題を客観視することができ、状況を打開する良いアイデアが浮かびます。

「自力で成し遂げることに固執していたけど、視野を拡大したら上司を上手に活用するべきことに気づいた」

「難しい課題が解けずに苦しんでいたけど、そもそもの目標を変更することで乗り越えた」等々

視野拡大という観点では、本業と全く異なるジャンルの副業も有効みたいです。

ワークハピネスには元プロテニスプレーヤーで副業としてテニスのコーチをしているメンバーがいます。

彼曰く、

「仕事で普段全く使わない筋肉を使うと脳のシナプスがつながってイノベーティブなアイデアが生まれます。これは脳科学的に証明されています」とのこと。

また、

「テニスでコーチングしてクライアントのスキルアップを手伝うことは、研修で受講生のスキルアップを手伝う事と大きな関連性があって最近仕事でのレベルアップを実感しています」と。

副業として、早朝や夜にファミリーレストランで接客をしているメンバーもいるのですが、彼女は

「お客様の会話を聞いているとビジネス界では手に入らない女子高生やファミリー層の生々しい会話が聞けてと本業のコンサルティングにとても有用」

「仕事に行き詰まっている時でも、時間が来て強制的にサービスの現場に突入すると悩みが客観視できて意外な良いアイデアが浮かぶんです」

と話してくれました。

おそらく、普段コンサルティングの仕事では使わない、お皿を運んだりするサービスの動作が脳のシナプスを活性化させて良い発想につながっている面もあるのでしょう。

メンタルヘルスの向上

本業で失敗が続いて「自分はダメだ」と自尊心が低下している時、副業で活躍すると自尊心を取り戻すことができます。

また、本業の会社と家庭しかないと、会社や家庭で問題を抱えたときに閉塞感に陥りがちですが、副業というもう一つの居場所、3rdプレイスがあると、良い気分転換になります。

ある社員は「学校の勉強と家の往復しかない時に、部活で違った友達と交わると良い気分転換になってリフレッシュしますよね。副業はそんなリフレッシュの場です」と言ってました。

「副業していると時間のゆとりがなくて大変じゃない?」と聞いたところ

「確かに時間は少なくて大変なんですが、心にはゆとりができます」と。

大切なのは心のゆとり。

副業は「3rdプレイス」として「活躍の場」と「リフレッシュ」を提供し、心のゆとりを取り戻すお手伝いをしているみたいです。

お金

これは説明する必要ありませんよね。お金は大いに越したことはありません。

でも、お金のために副業を始めた人も、始めてみるとお金以上のメリットを副業から感じている模様です。

会社側にとってのメリット

会社側にとってのメリット

次に、社員が副業をする会社側にとってのメリットですが、大別すると以下の3つです。

1 社員の課題解決力の向上とメンタルヘルスの向上

2 イノベーション力の向上

3 優秀な社員の採用力の向上

社員の課題解決力の向上とメンタルヘルスの向上

これに関しては、上記で述べた通り、副業は本業ではできない体験と視野の拡大、そして人脈の拡大を通して社員の課題解決力を向上させます。

また、副業は3rdプレイスの提供を通してメンタルヘルスの向上に役立ちます。

イノベーション力の向上

副業を行う社員は本業に専念していては触れられない多様な体験をしています。

本業とは全く異なるビジネスモデル、マーケティング、サプライチェーン、職場環境、価値観等々を知っている社員は行き詰まっている本業をイノベートする豊富なアイデアを手にしている可能性が高いです。

そして実際に本業をイノベートするとき、多様な価値観に触れている副業経験者たちはそのプロジェクトの力強い推進者となってくれます。

副業を解禁して柔軟な思考力を持った社員を増やすことは、日本企業に求められているイノベーション力の向上というテーマを克服するための有効な手段となります。

優秀な社員の採用力の向上

本業をやりながら副業をするというのはとてもエネルギーのいることです。

そして、副業を成り立たせるには相応のコミュニケーション力とスキルが必要です。

つまり、副業をする人は優秀でエネルギッシュなのです。

逆に、副業をしない社員は、本業で大活躍で全く時間のゆとりのない人を除けば、能力とエネルギー値が低い可能性が高いです。

副業を解禁すれば、優秀でエネルギッシュな社員を採用できる可能性が高まります。

100%テレワークのワークハピネスですが、現在全国から目を見張るような優秀な人材が採用できています。

彼らがワークハピネスを選んだ理由の大きな一つが「100%テレワーク」と「副業可」。

テレワークで消滅した通勤時間を副業に充てられるので副業とテレワークはとても相性が良いのです。

「失われた30年」と「人生100年時代」で将来不安が大きい日本。

優秀でエネルギーが豊富な人は良い人生を歩むため、自己成長に時間とお金を積極投資しています。

副業はそんな彼らの自己投資なのです。

優秀でエネルギーが豊富な社員は会社を引っ張り、変革してくれる金の卵です。

就業規則を修正して副業を解禁するだけで、そんな金の卵が手に入るのです。

副業を解禁したら本業がおろそかになると心配している経営者の皆さん。

大丈夫です。副業できるほど優秀でエネルギッシュな人は、副業経験によって必ず本業に良い影響をもたらしてくれます。

副業をしたら、その副業先に転職されてしまうかもと心配している経営者の皆さん。

ご心配なく。副業できるほど優秀でエネルギッシュな人々は副業できない不満ですでに退職しています。

競合他社に先駆けていち早く副業を解禁し、優秀でエネルギッシュな人が応募してくれる会社に変わりましょう。

副業に懐疑的な経営者の皆さん。

心より副業解禁をおすすめいたします。


WorkHappinessでは、大きく変化する時代の中での組織づくりをサポートしています。
現在、代表吉村によるマンツーマンの無料相談会「カフェワークハピネス」を実施しております。「組織風土を変えていきたいが、どこから手を付けていいかわからない」、「上層部の意識変革を行うにはどうすればいいのか」などお悩みなんでも受け付けております。お気軽に申し込みください。

この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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