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テレワークで退化していく会社

テレワークが始まり、「部下がさぼってないか?心配」という声がちらほら。そんな会社は社員のPCでの作業時間を遠隔監視するツールを導入しているとか。経営学の世界で有名なマグレガーXY理論をご存知ですか?

X理論とY理論の特徴

簡単に説明すると、X理論「性悪説」で、「人は怠惰な生き物」という考えがベースです。そのため、人事方針「サボれない仕組みを作ることが重要」とみます。
具体的な施策として、監視カメラ(ある回転寿司チェーン)や、PC遠隔監視ツールを使います。(テレワークで増加中?) その反対がY理論「性善説」にもとづいています。「物理的・精神的安全性が満たされたら人は貢献、挑戦、創造に向かう」と考えます。人事方針「従業員を信頼して任せる」です。具体的な施策は「時間、行動管理無し」です。 マグレガーによれば、どっちが優れているという話ではありません。適した環境があるだけです。 発展途上国で貧困層が多い社会環境や、時間生産性で測れる作業にはX理論が適しています。 先進国で、時間で測れない創造的な仕事が中心の仕事内容にはY理論が適しているなるわけです。

人間がロボットに勝てる仕事とは

中国企業を見ていると、昔はX理論的な人事が多かったですが、最近は多くの会社がY理論に移行したように見えます。ホワイトカラーの仕事でさえAIとロボットが奪っていく時代、
人間に残される仕事は新製品や新サービスの企画や業務プロセスの改善等、いずれにしても創造的思考を必要とする仕事だけです。さらに、コロナ禍により、私たちは今から前例のない未踏の原野を進むことになるのです。 創造的思考時間管理は相性が悪いです。アイデアはいつ浮かぶのか?それは散歩中だったり、週末にお風呂に入っている時だったりします。信頼されれば人間はその信頼に応えたい!信頼されている仲間に貢献したい!と思います。


寝ても覚めても課題を突破するアイデアを考え続け、寝てる最中に海馬が雑多な情報を整理し、夢の中で答えが出たりします。TVをぼーとして見ていて、ふとしたシーンから突然アイデアが降ってくることも。 PC遠隔監視ツールを導入している企業は、環境への適応という観点で完全に間違っています。自ら進んで退化の道を選んでいるのです。テレワークを成功に導く最も重要なポイントは人間の本質を信じること。 物理的・精神的安全性が満たされたら、人は貢献、挑戦、創造に向かうのです。


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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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