Z世代に聞いた 未来の企業はどんな姿?
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Z世代に聞いた 未来の企業はどんな姿?

ワークハピネスでは、定期的に「アルキメデスの風呂場」と題して一つのテーマをみんなで深掘りする会を行なっています。

今回のテーマは「未来の企業はどんな姿?」

企業のあり方が大きく変わる節目にきていることを感じます。

この先、企業はどのような存在へと変わっていくのか?

最初の出た、確かな方向性は、企業の未来は経営者が作るものではなくて、働くものや消費者のニーズが作り出していくものだということです。

「食べログ」が出現して、まずいお店や接客態度が悪いお店が市場から駆逐されたように、SNSが普及している今、人々の応援されない企業は市場から変容を求められ、変われないならば排除されていくでしょう

企業の未来は、そこで働く人々と、顧客である人々のニーズが創り出すはずです。

まず、働く人々は企業に何を求めるか?

近未来、労働者、そして生活者としての主役はZ世代です

Z世代の価値観①仕事はエンタメコンテンツ

彼らのニーズがやがては社会のニーズへと発展してきます。

ワークハピネスのZ世代の声はこんな感じ。

「NetflixもYoutubeも見尽くした感があって、ZOZOでのショピングにも飽きてしまった。生きていて一番困るのは暇なこと。仕事はありがたい暇つぶしコンテンツ。できる限り楽しいコンテンツであってほしい」

これは、のっけから示唆に富んだ素晴らしい意見です。

仕事はコンテンツ。Netflix、Youtube、ショッピングと同列のエンタメとの意見。

仕事を特別で崇高なものと考えていた昭和世代が聞いたら卒倒しそうな価値観。

時代の変化を象徴していますね。

統計的にも、Z世代は物欲が少ないので、仕事には、お金よりも楽しさを求める傾向がありそうです。

Z世代の価値観②仕事は思いがけない成長を得る場

次に出た意見。

「稼ぐだけなら、個人事業主としても色々とやっていける時代。企業に属している価値は、想定外の仕事が与えられたり、自分の好き嫌いを超えた多様な人々とのコラボレーションがあったりすること。自分の思考の枠を超えた、様々な成長の機会があることが企業で働く良さ」

一人で主体性を持って成長への挑戦を続けるのは大変。

企業で働いていれば、様々な仕事や人との出会いがあって常に刺激を受けて成長できる。

人生100年時代。

長く活躍するために、Z世代にとって「成長」は重要なテーマです。

Z世代にとっての「美味しい仕事」

終身雇用が崩壊し、転職は働くものにとって当たり前の選択となりました。

そして、コロナ禍によるテレワークの定着を機に多くの企業で取り入れられ始めたジョブ型雇用がより一層転職に対する障壁を下げていくことが予想されます。

ジョブ型で雇用されている人は、メンバーシップ型で総合職として働いている人よりも転職が容易です。

私は以前、公認会計士というジョブでPwCという大手監査法人で働いていました。当時の上司は以前はKPMGという会計事務所で働いていました。私の先輩はアーンスト&ヤングという会計事務所に転職しました。

ジョブが明確なので、どの会計事務所に移ってもすぐに活躍できます。

経理職、財務職、営業職、マーケティング、それぞれが専門性を持ったジョブです。

ジョブ型雇用が当たり前の外資系企業間で転職が盛んなように、ジョブ型雇用が社会に浸透することのよって、日系企業においても転職に対する障壁が大きく下がっていくことでしょう。

美味しいお店が繁盛して、不味いお店が淘汰されるように、美味しいコンテンツや成長の機会を提供する企業が優秀な人々をひきつけ、楽しくない仕事や、刺激の少ないルーチンワークしか提供できない企業からは人が去っていくでしょう。

マーケットのニーズを考えると出社を強いる会社も淘汰されていくでしょう。

出社は毎日数時間の無報酬労働です。テレワーク可能な会社に勤めているならば、その数時間で副業ができます。

毎日出社するならば、子育てや介護との両立も不可能となります。

テレワーク可能な会社はコストパフォーマンスが高い美味しい会社です。

美味しくても高いレストランに低評価がつけられるように、楽しい仕事を提供できても、出社を強いるならば、コストパフォーマンスという点で低評価がつけられ、相対的に不人気企業となるでしょう。

SNSは民衆の評価を通して社会の浄化システムとなっています。優勝劣敗の自然淘汰を加速させるのです。

未来の企業は、働く人に楽しい仕事と成長の機会を与えられないならば、生き残ることは難しくなるでしょう。

では、次に顧客からの影響を考えてみましょう。

将来、顧客は企業に何を求めるようになるでしょうか?

もうすぐ、Z世代が顧客の中心となります。

彼らが企業に求めるものは何か?

Z世代が企業に求めるもの

Z世代のリーダーとして若者から多くの支持を得ている、スウェーデンの環境活動家である、グレタ・トゥーンベリさんを参考にするなら、顧客は企業に脱炭素への取り組みをはじめとするSDG’sに対する本気の取り組みを求めるようになるでしょう。

あるインタビューを見ると、グレタさんが最後に洋服を買ったのは3年でしかも古着だとのこと。

TPOに応じた服が必要な時には友達に借りるそうです。

生育過程でメタンガス等の多くの温暖化ガスを排出するので、牛肉等を食べないビーガンです。

移動には、自転車や鉄道を使い、飛行機には乗りません。、

ビーガンや古着、そしてなるべくモノを所有しないミニマリストといったライフスタイルは、極端に見えるかもしれませんが、ヨーロッパや西海岸の若者たちの間では常識となりつつあります。

脱炭素に真剣に取り組む。人の幸福を追求している。格差の解消に貢献している等、社会課題の解決に真正面から挑戦している企業がZ世代から応援されるます。

「株主のために、利潤を追求する」企業は排除されていくでしょう。

「社会課題の解決に取り組む」企業が応援されて繁盛するでしょう。

レストランの繁盛と淘汰が民衆の評価に握られているように、企業の盛衰をZ世代を中心とした大衆が握る未来は希望に溢れているように見えます。

Z世代がビジネス界のリーダーとなる未来、世界のCEO達はみんな古着のTシャツ姿で夢を語ってチームを率いている可能性が高いです。

ブランド品に身を包み、運転手付きの大きな車とプライベートジェットで移動する大企業経営者は、人々から敬遠されて淘汰されているでしょう。

人々が応援するのは、世界の課題を解決するビジョンを語って人々を率いるミニマリストのリーダー。

AI&ロボットがルーチンワークをこなしてくれて、暇潰しが社会課題となる未来、最高のエンタメは、ビジョナリーなリーダーと一緒に夢中で働くことかもしれません。

この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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