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一瞬で自分を変える方法

巨人の原監督は昔、ミスター長嶋さんに「辰徳。俺は中距離ヒッターだった。お前は生まれながらの長距離ヒッターだ。遠くに飛ばすのは生まれ持った才能だ」と言われて、ホームランが打てるようになったと言われています。

原監督は、長嶋さんのことばによって、なぜホームランを打てるようになったのでしょうか?

アイデンティティ開発が人を変える!

大尊敬するミスタープロ野球、長嶋さんに、「俺は中距離ヒッター。お前は生まれながらの長距離ヒッターだ」なんて言われたら、その過大な評価に舞い上がりますよね。

「自分はホームランバッター」と意識が変わると、「ホームランでチームに貢献すべき!」と価値観が変わり、試合でも常にホームランを狙う行動、練習も飛ばす練習、バットも飛ぶバットに変えるでしょう。その結果、「ホームランが量産」されるということになります。

これが一番安上がりな人材開発手法、「アイデンティティ開発」です。

人はアイデンティティが変わると、価値観、能力、行動、環境整備、全てがアイデンティティに一貫して変わるのです。佐川急便の配送員が「セールスドライバー 」とアイデンティティが変わって業績が飛躍したのは有名な話です。

原監督は、ミスタープロ野球に、「ホームランバッター」というアイデンティティをもらって変わりました。ちなみに、”自分で自分にアイデンティティを与える”やり方も有効なので、私は多用しています。今日は、アイデンティティ開発によって、健康になった事例をお伝えします。

テレワークになると運動不足になりますよね。何と、私は趣味がマラソンではないのに、現在ほぼ毎日ジョギングして、運動不足とは無縁の生活を送っています。これ、アイデンティティ開発によって成し遂げたんです。

高校までは部活のバスケットボールで、それなりに運動していましたが、大学生以降、公認会計士として社会に出てからは、忙しさにかまけて、全く運動習慣がなくなりました。

31歳で起業してからは、上場を目指すベンチャー企業の社長と、再建を目指すホテルの社長と兼務になって毎日睡眠不足。食生活も乱れて不健康。慢性的な腰痛、肩こり、胃痛に悩んでいました。

これはまずい!と思い、一念発起して、毎朝5時に起きて、出社前に1時間走ることにしました。結果は見事な3日坊主で終了。まずいと思い、「今度こそは!」と一念発起して走り出す!そして、三日坊主で終了。この繰り返し。ほとほと自分の意思の弱さに呆れました。

特に冬の朝は寒くて、暖かい布団から出るのは苦痛。一応、朝5時に目覚ましは鳴り、一度は起きるのですが、また目覚ましを止め、「今日だけゆるそう。明日ら再出発!」などと布団の中でつぶやいて2度寝。意思の弱い全くのダメ人間でした。

みなさんにもこういった経験はありませんか?

ところが、アイデンティティー開発で、この酷い状況から脱出したのです!それ以来、毎日欠かさず5時に起きて走れるようになりなした。では、どんなアイデンティティを自分に付与したのか?それは、、、、

「馬」です。

朝、目覚ましを止めたら、布団の中で目を閉じて、「私は馬。私は馬。私は馬」
「走れる!走れる!ご褒美だ!ご褒美だ!やったー!」と唱える、これだけです。

馬にとって「走る」って行為自体がご褒美ですよね!みなさんも走っている瞬間に、「気持ちいいな!」と感じたこともあるかと思います。

20数万年前に誕生したホモ・サピエンスは、そのほとんどの時間を狩猟採集民とし、森や野原を駆けて暮らしてきたんです。私たちのDNAも馬みたいなもんです。

人間、嫌なことや苦痛なことは、やっぱりできないんです。健康で働くために、毎朝走らなければならない!そんな苦痛な義務は続かないのです。でも、馬として生まれてきたらどうでしょう?

馬は走るために生まれてきました。走ることは馬にとってご褒美です。走る行為そのものが喜びなのです。朝眠くても、寒くても、ご褒美を思い浮かべると、ベットから出れるのです。

一人の人間の中には、複数のアイデンティが存在しています。「良き夫」「優しいパパ」「できる課長」「会社のイノベーター」とか。意識して、自分に必要なアイデンティティーを付与すると、様々な成果が激変します。

私は本を執筆するときは、「私は和製ピーター・ドラッカー」とつぶやきます。すると、スルスルスルと言葉が天から降ってくるのです。

講演するときは、「私はスティーブ・ジョブス」と心で数回唱えてから、壇上に上がります。するとステージ上で、堂々と笑みを浮かべて優雅にプレゼンが進みます。

みなさんも「馬」になって毎朝、走って健康になったらいかがですか?「馬はちょっと、、、」という方は、「バンビ」「アベベ」「Qちゃん」など、何でもOKです。
自分にハマる、ビビッとくるアイデンティティを探してみてください!


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この記事を書いた人この記事を書いた人

吉村慎吾

公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。

現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。

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