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セルフマネジメントとは?必要性や身につける方法を紹介

スケジュールや金銭面などの物事を管理することは、仕事をしていく上でも日常生活においても重要です。その中の一つとして、自分自身の体調やメンタル面を管理していく必要性を感じている人も多いでしょう。そこで注目されている手法がセルフマネジメントです。

セルフマネジメントは自分の心身の健康状態を把握・管理するだけでなく、組織において自分が求められている役割や自分の得意・不得意な分野についても把握する必要があります。また環境に応じて課題を発見し、解決するために必要な道筋を建てて目標を達成していくことが重要なため、ビジネスのシーンでも注目されている手法です。

この記事では、セルフマネジメントの必要性や身につける方法を解説します。セルフマネジメント能力を身につけ、実生活に活かしましょう。

セルフマネジメントとは

セルフマネジメントとは、自己管理や自立などの意味を持つ言葉です。健康や体調などの肉体面とストレスや感情の精神面を管理することで、自分自身の能力を最大限に発揮できる方法として注目を集めています。セルフマネジメントによって心身ともに充実した状態であればモチベーションを高く保つことができ、ビジネスにおいても高いパフォーマンスを生み出せるでしょう。

また、セルフマネジメントを行えば自分自身の長所や強みにも目を向けられるようになり、自分の価値を見出せます。同時に、自分自身の良さを活かす方法についても的確に判断できるようになっていくでしょう。

セルフマネジメントが注目される理由

セルフマネジメントは、目標の達成や自己実現のための有効な手段として認められています。

どのような背景から注目されるようになったのか、ここではセルフマネジメントが注目されている理由について解説します。

働き方改革による働き方の変化

働く人々がそれぞれの事情に応じて多様な働き方を選択できるようにするために、2019年4月より働き方改革関連法が施行されています。これまでの働き方について見直すこの法案によって、実際に多くの人の働き方に変化が生まれています。

例えば労働時間ではなく生産性の向上が重視されるようになった結果、残業を前提とした業務は改善・見直しが行われ、関連法においても残業時間の上限規制が設けられています。また、有給休暇を年に5日は最低でも取得させなければいけないと定められています。

合わせて、フレックスタイム制度の拡充や副業解禁、テレワークの普及なども推進されていることから、働き方について多様性が求められている中で個人のスキルアップについても考える必要性が生じています。

さらに、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言などで在宅勤務が求められている状況下では、より一層の生産性の向上や働き方が多様化するための工夫が必要になりました。そこで、個人の能力を最大限に活かすために必要な手段として、セルフマネジメントが注目されています。

メンタルケアにも有効

働き方に変化が生まれると、それに伴い働く環境も大きく変わっていきます。しかし、環境の変化によりストレスを受け続け精神的に不安定になると、考えがまとまらなくなり仕事にも悪影響を及ぼしかねません。そこで、メンタルケアの手段としてセルフマネジメントが注目されています。

セルフマネジメントによって自分自身と向き合い感情をコントロールできるようになれば、環境が変わっても自分の力を発揮できるでしょう。

また、パワハラやセクハラなどのハラスメントも職場環境を悪くする要因の一つです。ハラスメントや人間関係のトラブルを生み出してしまう人は、セルフマネジメントを行い自分の行動を冷静に判断し改善することも可能です。

セルフマネジメント能力を高める方法は?

セルフマネジメント能力は努力次第で高められます。その際に意識したいポイントは以下のとおりです。

・自分の役割や求められている成果を理解する

・ゴールまでの計画とタスクを明確にする

・パフォーマンスが落ちるタイミングを分析・把握する

・集中力を身につける練習をする

・心と体をケアする

ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

自分の役割、求められている成果を理解する

適切なセルフマネジメントを行うには、まずは組織が自分に期待していることや求めている役割を把握する必要があります。自分への期待や役割が理解できれば、それに応えるために何をするべきか明確になり、セルフマネジメント能力も効率良く高められるでしょう。

また、セルフマネジメントでは自分自身の課題を発見し改善を図ることも重要です。日々の業務や生活の中で課題を発見したら、その対処法についても考え実践していきましょう。

ただし、できないことよりもできることを優先的に行うことで成果が出しやすくなる場合もあるでしょう。できないことに対しては目を背けるのではなく、長期的に取り組みながら課題の解決を図ることが大切です。

ゴールまでの計画とタスクを明確にする

達成するべきゴール(目標)が決まっていれば、達成までにかかる期間や行うべきタスク・完了までのスケジュールを逆算して挙げていくと、計画が立てやすくなります。目標までの期間が長期に及ぶ場合には、計画が漠然としないようマイルストーンとなる小さな目標を細かく設定することで、頻繁に達成感が得られモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

一つひとつのタスクが大きかったり曖昧だったりすると、何から始めていいか分からず結局うまくいかないケースも考えられます。そのため、タスクが完了となる状態を明確に設定することが肝心です。

パフォーマンスが落ちるタイミングを分析・把握

セルフマネジメント能力を高めていく過程で、自分が至らない部分に気付くことも多いでしょう。集中力がなくなったり、仕事が手に付かなくなったり、ミスが多くなったりする場面を考え、どのようなタイミングでパフォーマンスが落ちる傾向があるのか分析する必要があります。

自分にとって苦手な分野やタイミングなどを把握した上で、そこでパフォーマンスが落ちないよう改善策を考えることがセルフマネジメント能力の向上につながるのです。

また、改善策を講じても自分にとってどうしても克服が難しい分野も出てくるでしょう。自分が困難と感じるタスクや時間が掛かる分野と得意な分野の両方を把握しておくと、組織やチームの中で自分が活躍できる場をアピールしやすくなります。

集中力を身につける練習をする

タスクを効率的にこなしていくためには、集中力も必要です。集中力があれば、同じだけの時間を使ってもクリアできるタスクが増やせるでしょう。一つのタスクに時間が掛かるほどストレスは溜まり、さまざまな場面で悪影響を与える可能性があります。そのためにも、無駄なく時間を使う工夫が必要です。

集中力を身に付けるための効果的な方法に「マインドフルネス」があります。マインドフルネスは余計な考えごとを振り払う瞑想のことを言い、個々の能力をアップさせたり、ストレス軽減を促したりといった効果が期待できる手段です。

また、スマホやゲーム、趣味に関わるものが近くにあると気が散ってしまいます。誘惑になるものは可能な限り目に入らないようにしたり遠ざけたりして、集中しやすい環境を作ることも大切です。

心と体をケアする

心身が不調になると、日々のパフォーマンスにもダイレクトに影響します。自分の能力を最大限に活かすためにも、心身のケアは日常的に行わなければなりません。

例えば睡眠時間を削って仕事に打ち込んだり、休むべきタイミングで無理をしたりすると、睡眠不足や疲労の蓄積により結果的にパフォーマンスが落ちる要因となります。特に睡眠時間は健康状態にも影響するため、しっかりと確保できるよう生活リズムを整えましょう。

また、健康やストレスについて定期的にセルフチェックを行い、生活の乱れやストレスの蓄積を発見することも大切です。心身の不調のきっかけとなる状況に早く気付き、趣味の時間を作ったり休息を取ったりして、効果的な解消方法を実践していきましょう。

セルフマネジメントで多様な働き方を実現

セルフマネジメントを効果的に行うことで、多様な働き方にも対応できるようになります。たとえ環境が変化しても、セルフマネジメントができれば状況に応じて目標を設定し、達成するまでの道筋を描いて成果を上げ続けられるためです。

それでは、具体的にどのような働き方ができるようになるのでしょうか。ここでは、セルフマネジメントによって可能となる多様な働き方の事例を2つ紹介します。

ティール組織

ティール組織とは、指示系統についての定めや上下関係などが存在せず、組織を構成する従業員がそれぞれに意見を出し合うことで取り決めや仕組みを築き、意思決定を行う組織モデルです。

ティール組織の中では、上司からの指示を仰いだり管理されたりすることはありません。全員が組織の一員として役割を担っていく中で、セルフマネジメントによって自身のパフォーマンス向上を意識することが組織全体の業績にもつながります。

パラレルキャリア

本業となる仕事をしながら別のキャリアも並行して行う働き方をパラレルキャリアと呼びます。パラレルキャリアでは本業と離れた分野でもスキルアップができ、将来設計を立てることも可能です。

パラレルキャリアは、本業のパフォーマンスに悪影響が出る可能性がある点がデメリットとして挙げられますが、セルフマネジメントを活用すれば防げます。時間を効率良く使えるようになり、本業も副業も効果的に取り組めるでしょう。

まとめ

働き方改革により働き方の多様性が求められている現在では、時間を有効に使いながら自身の能力を最大限に発揮するセルフマネジメントが注目されています。能力を高めることで自身のスキルアップにつながる他、ストレスの軽減や心身のケアにも効果が期待され、仕事以外の実生活の充実にもつながるでしょう。

また、組織の一員としても、組織のパフォーマンス向上のためにセルフマネジメントは大きな効果を発揮します。セルフマネジメントによって自身の得意・不得意についても客観的に見る力を身に付けていけば、自身が組織の中で担う役割が明確になっていくでしょう。

もし会社全体にセルフマネジメントを浸透させたいと考えている場合は、研修を通して従業員に働きかけると良いでしょう。とはいえ、元々セルフマネジメントにつながる組織文化が醸成されていないと、なかなか従業員がなじめない可能性があります。単純に取り入れれば良いというものではなく、組織に合った取り入れ方を進めるのが大切です。

会社全体にセルフマネジメントの浸透を検討している場合は、ぜひ一度ワークハピネスにご相談ください。浸透させるための課題や、従業員の意識を変えるための具体的な施策の立案など、貴社に合ったサポートをいたします。

この記事を書いた人この記事を書いた人

藤岡 征太郎

大学卒業後、外資系医療機器メーカーで営業に従事。
6年間で8人の上司のマネジメントを経験し、「マネジャー次第で組織は変わる」と確信し、キャリアチェンジを決意する。
2009年にワークハピネスに参画し、チェンジ・エージェントとなる。

医療メーカーや住宅メーカーをはじめ、主に大企業の案件を得意とする。また、新人から管理職まで幅広い研修に対応。
営業、営業企画、新人コンサルタント教育を担当後、マーケティング責任者となる。
一度ワークハピネスを退職したが、2021年から復帰し、当社初の出戻り社員となる。現在は、セールス&マーケティング本部長。

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