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2019.11.11

欧米で注目される組織マネジメントの手法「システム思考」とは?

欧米で注目される組織マネジメントの手法「システム思考」とは? システム思考とは、欧米の企業や日本の外資系企業で取り入れられている組織マネジメントの手法です。 グローバル化、多様化する現代のビジネスシーンにおいて、さらに必要性が増しています。 そこで、システム思考の基本の考え方、ツールを説明するとともに、実際の導入具体例を交えてそのメリッ トもお伝えしたいと思います!

システム思考の概要

最初にシステム思考について、基本の考え方をお伝えします。

システム思考(システムシンキング)とは何か?

解決しなければならない問題を「システム」と見なし、多面的な見方で原因究明とその解決を目指すメソッ ドのことをシステム思考(システムシンキング)といいます。 性格や性質の違う個人が集ってともに働く企業という場において、問題が発生する裏には複雑なバックグラ ウンドがあります。近年はビジネスのグローバル化、またビジネス戦略や組織の多様化で、さらに多くの要素が複雑に絡み合って作用しています。

にもかかわらず、ついつい業務に忙殺され、組織やチームの意思決定は思い込みや先入観で決まることがし ばしば起こります。

こうした複雑な背景から生じる問題において、表面的な対策に頼るのではなく、根本的な解決法を探すのに 有効なのがシステム思考なのです。

システム思考の歴史

現在、欧米や日本の外資系企業で多く取り入れられているシステム思考は、1956年にシステム科学者のジ ェイ・フォレスター氏が創案した「システムダイナミクス」が基になっています。当初は、時間とともに変 わる企業の性質を考えるために生まれたものでしたが、徐々に地域問題や国家問題、医療の分野などほかの 分野にも応用されるようになっていき、社会システム全体を扱うようになりました。

1990年、システム科学者のピーター・センゲ氏は著書『最強組織の法則』で学習する組織について提唱 し、そのなかでシステム思考を紹介しました。その後この方法論は、教育現場や企業のマネジメントにおい て扱われるようになっていったのです。

システム思考のメリット

システム思考の一番のメリットは、多面的な見方によって視野が広がることです。自分の考えにフィルター をかけている思い込みがなくなり、より柔軟性のある考え方をしたり、思いもよらなかった発想が出てきた りする可能性が高まります。複雑なシステムを大局的に把握するため、物事の全体像がよりつかみやすくな ります。そうすると、何が関わり合って問題を作り出しているのかが見えるようになり、根本的な原因を突 き止めることができるでしょう。

氷山モデル

氷山モデルとは、「出来事」「パターン」「構造」「メンタルモデル」の4つから成るアプローチです。

氷山モデルの例として、残業が多い技術職の部署があり、削減がうまくいかないというケースを考えてみましょう。

「出来事」は、目に見える事象のことを指しますが、表面化するのは問題のほんの一部で、氷山の一角のよ うに、その後ろにより大きな問題が潜んでいることが多いものです。

したがって出来事を確認したら、そこにどのような「パターン」があるかを調べます。どんな行動で起きた ものか、時間が経つとどんな変化が起きるかなどの傾向を探ります。この技術部では、新しいプロジェクト が始まって少し経った時期に、特に残業が増えるパターンがあることがわかりました。

次にこのパターンを引き起こす「構造」を見極めます。技術部のパターンから背景にある構造を調べると、 新しいプロジェクトをとってきた営業職と、現場の技術職のコミュニケーションがうまくいっていないこと がわかりました。技術者側がプロジェクトの要件や内容をうまく把握できず、開発に着手して少し経ってか ら、顧客の求めているものと違うことがわかり、一時停止や修正などに時間をとられ残業が増えているという構造が判明したのです。

最後の「メンタルモデル」は、この構造を作った関係者を特定する作業です。この例であれば「実は営業部 長が技術部とのコミュニケーションを軽視しており、そうした意識が営業部に蔓延してしまっていることが わかった」というように、原因となる関係者が割り出されます。

ループ図

この氷山モデルを可視化したものがループ図です。出来事を起こしている複数の物事の因果関係を、よりわ かりやすく把握するのに役立ちます。workhappinessでは、スキル向上や知識向上のご提案だけではなく、「やりたい」「変わりたい」の気持ちを底上げする、最適なソリューションをご提案しますので是非お試しください。

この氷山モデルを可視化したものがループ図です。出来事を起こしている複数の物事の因果関係を、よりわ かりやすく把握するのに役立ちます。

まとめ

システム思考は、まだ日本では浸透していませんが、グローバル化し、複雑化・多様化しているビジネスにおいて、さらに重要性を増していくと考えられます。事業や仕事が行き詰まったときや問題が起きたときなど、あるいはその予防策として、システム思考を理解し、活用していくことが今後求められていくのではないでしょうか。ワークハピネスでは、スキル向上や知識向上のご提案だけではなく、「やりたい」「変わりたい」の気持ちを底上げする、組織変革サービスで最適なソリューションをご提案しますので是非お試しください。

この記事を書いた人この記事を書いた人

ワークハピネス

株式会社ワークハピネス

「世界中の組織をワークハピネスあふれるチームに変える」をミッションに、人材開発、組織開発、事業創造支援を主に行うコンサルティングファーム。人の意識を変え、行動を変え、組織を変えることに強みを持つ。

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