人を育てる

2019.10.07

「内定者や新人を職場にすぐに馴染ませるための3つのポイント」

 今年もあと3ヶ月になりました。半年後に入社する新戦力をどう育成していくかがテーマになってくる時期ではないでしょうか。この10月といえば、いよいよ内定式がスタートします。そこで、今回は来春に入社予定の内定者や新入社員についてのテーマを取り上げたいと思います。

 昨今、人手不足による採用難が企業の大きな問題となっています。その中で、特に日本では、各企業が従業員のエンゲージメント(社員と会社音深い関係性)を高めることと、 人材の定着、離職防止などにチカラを入れています。

 しかし、アメリカの失業率はここ約50年で一番低くなっており、各企業では優秀な人材を維持することが一番の課題になっています。にもかかわらず、多くの企業では人材の維持に時間をあまりかけていないという調査結果が出ています。しかも、新しく雇用した社員の約20%が入社後45日以内に辞めており、どうやって職場に馴染ませるかが重要な課題となっています。

 そこで、ベストセラー作家であり、米コンサルティング会社ナバレントの共同創設者のロン・カルッチ氏のビジネス誌Harvard Business Reviewの記事から、(フォーチュン500社のコンサルタントの経験から)ヒントになる記事を紹介します!

 職場に馴染ませるために、一番効果的 なのが新人の1年目に重点を置くことで、その馴染ませるカギが大きく分けて3つあります!

1.組織に馴染ませる方法

①.日常的な仕事で使うことを教えること!

 これはどの企業もやっていることだと思います。大事なのは、会社の基本的な情報を伝えるのはもちろんですが、仕事で使われている会社の”共通言語”を教えることが重要です。自社で使っている用語を丁寧に教えてもらえていないと、新人は自分のことを会社の一部だと感じられず、疎外感を持ってしまうのです。

②.歴史やブランドについて話す!

 最初の1年は、特に、組織のバリュー規範について積極的に教える必要があります。それに加えて、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月と、間隔を開け、会社の歴史やブランドについて丁寧に会話する機会を持つことが大事です。
 また、自分がどうやって評価され、報酬が得られるか、成長の機会をどうやって手に入れられるかを伝えることも重要で、会社の模範生を探して、新人に自分たちの成功体験を共有させることも、とても効果的です。

2.仕事に馴染ませる方法

①.この会社での成功の意味を教えること!

 意外と新人は「自分の持つ能力や経験がこの会社でどう活かされるか」がわかっていないものです。特に、経験豊富な新人は、自分が「全くの初心者だ」と感じるときに強い不安を感じると言われています。

②.短期間で成功体験させること!

 新人は明確なゴールを与えられることでチカラを発揮しやすいものです。また短期間のゴールはより現実的で具体的なものが多いので、期待を共有しやすくなります。(しかし、現実はアメリカの企業の調査によると、60%の会社は新人に対して、明確な短期的なゴールを与えていないことが報告されています)

 3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月で絶対達成できると思うタスクを与えることが最初に有効的な方法です。もしうまくいえば、徐々にタスクごとの責任感を増加していきます。こうすることによって、新人との信頼関係を醸成させ、周囲も自分のことを見てくれているということが新人に伝わります

 普段から、「自分の能力について話してください」という会話をすることで、新人は自分がどうやって組織やチームに貢献できるかが理解でき、会社への忠誠心や自信が高まっていきます。

3.周囲の人に馴染ませる方法

①.職場での人間関係を計画する!

 リサーチ結果によると、アメリカにおいても、社員の40%の人は孤独感を持っていると言われています。この孤独感は新人にとって特にストレスが大きいものです。1年目の時は、会社での人間関係を築かせることで孤独感を減らし、自信を高めることができるのです。

 そのために、自分はどういう貢献ができるかをわかってもらえる人を社内やお客様とどう人間関係を築くかを計画してあげることが重要です。人は職場から受け入れられている、歓迎されていると感じた時、自分のことを疎外感を持たなくなり、より前向きで生産的な働き方を得られることができるのです。

 それぞれの企業で、内定者を組織に馴染ませる仕組みを持っている組織は、生産性が62%増加し、新人の定着率も50%上がったと言われています。

日本でも、貴重なコストをかけて採用した新人をどう活用していくかは今後、大切な組織テーマに なるのではないでしょうか。どうやって、既存の組織文化や職場に溶け込み、早期戦力化していくかを計画的に考えていきたいですね。

この記事を書いた人この記事を書いた人

ワークハピネス

株式会社ワークハピネス

「世界中の組織をワークハピネスあふれるチームに変える」をミッションに、人材開発、組織開発、事業創造支援を主に行うコンサルティングファーム。人の意識を変え、行動を変え、組織を変えることに強みを持つ。

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