導入事例

組織開発

【事例|チームビルディング】世代の壁も取り払うコミュニケーション促進「Need 4 Speed」

サントリープロダクツ株式会社

清涼飲料水の製造を行うサントリープロダクツ株式会社様で実施した、チームビルディングプログラム「Need 4 Speed」の導入事例です。シフト勤務や世代間ギャップによるコミュニケーションの壁を乗り越えるべく、短時間でも熱中できる“ものづくり型”ワークを通じて、社員同士のつながりを生み出しました。

課題
  • 24時間シフト勤務の特性上、部署間・世代間の交流が生まれにくい
  • コロナ禍以降、必要最小限の会話だけで業務が進むようになっている
実施策
  • 手を動かすコミュニケーション促進チームビルディング「Need 4 Speed」の実施
  • 世代・職場を越えた交流が生まれるように、混成グループを編成
効果
  • 笑顔と一体感が生まれ、普段話さない社員同士の会話が活性化した
  • シフト勤務の壁を越え、部署や世代を越えた関係構築のきっかけが生まれた
  • 終了後も「取説」という共通言語が残り、今後の社内コミュニケーションにも活用予定

インタビューご協力
【企画者】
サントリープロダクツ株式会社
多摩川工場 総務部門 事務局長 井戸 玲子様

「組織の空気を変えたい」——課題の本質は“会話のきっかけ”のなさ

Q:今回『Need 4 Speed』を導入された背景を教えてください。

多摩川工場 事務局長
井戸さん

私たちの勤務する多摩川工場は、製造現場という特性上、勤務形態もシフト制で24時間稼働、チームごとの活動が主となっています。

また、誠実に仕事に向き合う文化が根付いているものの比較的シャイな方が多く、自然発生的に広がるコミュニケーションには限界がありました。年1回の従業員意識調査でも、「元気さ」「感謝」「立場を超えた意見発信」といった項目で課題が見られていました。

そうした課題を打破するために、会話のきっかけとなるような仕掛けを通じて組織風土を変える必要性を強く感じていました。

Q:課題は以前から感じていたものだったのでしょうか?

多摩川工場 事務局長
井戸さん

大きなきっかけとなったのはコロナ禍です。
「必要以上にコミュニケーションを取らなくていい」というムードが定着してしまい、それが無意識に今も影響している感覚があります。

加えて、近年は若手社員の入社も増えている一方、平均年齢が40代以上というベテラン社員が比較的多い中で、世代間の壁も生まれやすくなっていると感じていました。

“手を動かすからこそ生まれる熱中体験”が、導入の決め手

Q:『Need 4 Speed』を提案された際の率直な印象は?

多摩川工場 事務局長
井戸さん

複数のプログラムを提案いただいた中で、実際に手を動かす「ものづくり型」の内容が、製造業としての弊社と親和性が高いと感じました。
日々、目で見て・判断して・手を動かすといった工程が多い現場であるため、社員にとっての心理ハードルも低く、自然と没頭できるのではないかという期待がありました。

Q:導入にあたって何か社内調整などはありましたか?

多摩川工場 事務局長
井戸さん

難しかったのは“いつ、どういう位置づけで実施するか”です。シフト勤務の都合上、全員が集まれる機会が非常に少なく、「レクリエーションだよ」と言えるくらいの柔らかさを持たせつつ、研修色を帯びすぎないように調整しました。

その中でワークハピネス様には、午後の4時間という限られた時間でも効果を最大化する構成でご対応いただき、大変助かりました。

シャイな現場にも笑顔が溢れた。“場の空気が変わった”と感じた瞬間

Q:実施当日の様子について教えてください。

多摩川工場 事務局長
井戸さん

午前中に会議があったこともあり、開始当初はやや緊張感のある空気でした。ただ、実際に手を動かすワークが始まると、一気に雰囲気が変わりましたね。

特に、組み立て役が目隠しをして、周りのメンバーが指示を出すというゲーム性の強いパートでは、「全員で手を挙げてはじめてクリア」というルールがありました。
その場面では、誰もが自然と勢いよく手を挙げ、大いに盛り上がっていました。笑顔も多く、普段はシャイな社員たちの熱量があれほど上がるとは、私自身も予想していませんでした。

Q:特に印象に残っているシーンはありますか?

多摩川工場 事務局長
井戸さん

やはりチームメンバー全員で一斉に手を挙げる場面でしょうか。あの瞬間の一体感と笑顔の数は、本当に印象的でした。

後から共有いただいた写真にもそれがよく表れていて、「企画してよかった」と心から思えました。

Q:グループ編成も工夫されたと伺いました。

多摩川工場 事務局長
井戸さん

そうですね。今回は年代や職場が異なるメンバー同士になるよう、意図的にグループを編成しました。普段は会話のない人同士が自然にやり取りをしていて、シフト勤務の壁を越える手応えを感じました。

特に若手にとっては、大先輩と話すきっかけがなかなかない中で、“話しかけやすい空気”が生まれたことが、特に意義深かったと感じています。

「楽しさ」と「学び」の両立。レクリエーションと研修のいいとこ取り

Q:従来の社内取り組みと比べて『Need 4 Speed』の特徴をどう捉えていますか?

多摩川工場 事務局長
井戸さん

当社でも以前からバーベキューやレクリエーションは実施していましたが、任意参加だとどうしても参加者が限られてしまう。一方で研修となると“お勉強感”が強く、構えてしまう人もいます。

その中間に位置づけられるような「楽しくて、でもコミュニケーションの本質を考えさせられるような内容で、結果的に組織風土にも効く」プログラムという意味で、非常に貴重な体験だったと感じています。

Q:研修後の変化についてはどのように感じられましたか?

多摩川工場 事務局長
井戸さん

目に見える変化はまだこれからですが、「取説※」というキーワードは、共通言語として残っている実感があります。

今後、社内での掲示や共有できるタイミングなどを通じて、より効果的に活用していきたいと考えています。

※自分自身を客観視した取扱説明書を作成し、相互に開示し合うワーク

最後に:ワークハピネスへの期待

Q:今回の取り組みを通じて、ワークハピネスへの印象や今後の期待があればお聞かせください。

多摩川工場 事務局長
井戸さん

限られた時間の中でも、しっかりと熱中できる体験を設計いただきました。進行のプロフェッショナルとして現場をリードしていただき感謝しています。参加者の反応を見ながら臨機応変に対応されていた点も印象的でした。

今後も、エントリーユーザーが無理なく参加できて、かつチームビルディング効果の高いプログラムをご提案いただけると嬉しいです。

世代の壁も取り払うコミュニケーション促進 『Need 4 Speed』

Need 4 Speedは、バラバラのパーツを組み立てて、仕様通りに車を完成させる時間を争うチームビルディングアクティビティです。目隠しして行う場面もあるため、コミュニケーションの難しさと重要性を体感できるのが特徴です。

プログラムの詳細は下のバナー画像からご覧いただけます。

Need4Speed

  • クライアントサントリープロダクツ株式会社様
  • 事業内容清涼飲料水の製造
  • 業種飲食料品メーカー
  • 会社規模 1001 ~ 3000 名

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