リアルアバターが、VRツーリズムを加速させる
今、コロナでしばらく出張することは難しいですよね。だとしたら、東京の不動産投資会社が、博多のビルを買う日はいつ来るのでしょうか?
不動産投資会社をやってて、物件見ずに購入することはできますか?そうですよね、できないですよね。不動産購入は基本、現地現物確認が鉄則です。では、当分、不動産投資はお休みしなければならないのでしょうか。
はい、大丈夫です。リアルアバターサービスを使えば不動産は買えるんです!
リアルアバターサービスが実現したら
福岡の人に頼んで、頭に360度カメラをつけてもらい、目的のビルの周りを歩いてもらうんです。すると、VRのヘッドセットをつければ、東京にいながら目の前に博多天神のビル出現!
そこでLINE電話で、「じゃ、まずはビルの周りを一周まわってください」「正面玄関から入ってください・・あっと、エレベーターに乗る前に、裏口から抜けてみましょうか・・」
「じゃ、裏口から出てもらって、、、あっ、そこで歩いてる、赤いセーターのおばさんに話しかけてもらえますか。この辺、台風の時、浸水したこととかありますか?って聞いてください」
こんな感じで、人間リアルアバターがビルの周りを歩き回ってくれたら、現地現物確認が必要だといわれている不動産購入も可能となります。
ロボットアバターたちは、階段を登れないし、まだ使うことは難しいでしょう。現地の時間のある人に依頼して、街をめぐるリアルアバターサービスを使えば、能登半島の風力発電所の視察も、千歳の太陽光発電所の現地現物確認も、自宅で簡単にできます。
このアバター、ローマでも大活躍です。イタリアはコロナ禍による心の傷が癒えず、大勢のツーリストを受け入れることに消極的になりました。そこで、観光収入の落ち込みを補ってくれたのが人間リアルアバタービジネスです。自宅にいながら自由なローマツアーの開始です。自動翻訳機を使い、ロベルトさんに指示を送ります。
「ロベルトさん、まずはコロッセオ行きましょうか。はい、正面から入ってください」「あー、サンマルコ大聖堂ですねー、フラスコ画に直行してもらえますか?」「そろそろ、サバティーニに移動しましょう。」
ローマと日本の時差は7時間ですから、あちらのお昼はこちらの夕方。愛媛松山の自宅に、オンタイムでサバティーニのディナーメニューが配達されてきました。 どうです、これが本当のどこでもドアです!人間が一番フレキシブルに動けます。段差も越えれば階段も登る。重たいドアも開けることができる。ロボットアバターが人間を超えるにはあと数十年は必要でしょう。
リアルアバターも将来無くならない職業の筆頭です!これはUberがUberEatsの次に仕掛ける大勝負に・・・それはウソです。でも、もしかしたら、本当にリアルアバターのビジネスが生まれるかもしれません、、、。
株式会社ワークハピネスは人材育成研修・組織開発コンサルティングを通して
人と企業の「変わりたい」を支援し、変化に強い企業文化をつくる支援をしています。
新入社員〜管理職・役員研修のほか、全社向けチームビルディングまで
貴社の職場課題に合わせたカスタマイズ対応が可能です。
ウェブサイトにはこれまでに弊社が支援させていただいた研修および
組織コンサルティングの事例を掲載しております。ぜひご参考ください。
公認会計士として世界4大監査法人の一つであるプライスウォーターハウスクーパースにて世界初の日米同時株式上場を手がける。創業した株式会社エスプール(現東証1部上場)は現在時価総額約600億円の企業に成長。老舗ホテルのV字再生、水耕栽培農園を活用した障がい者雇用支援サービスなど、数々の常識を覆すイノベーションを実践してきた。
現在経営するワークハピネスは、3年前からフルフレックス、リモートワークをはじめとした数々の新しい働き方や制度を実証。その経験を生かし、大企業の新規事業創出や事業変革、働き方改革で多くの実績を持つ。2020年4月に自社のオフィスを捨て、管理職を撤廃。フルリモート、フルフレックスに加え、フルフラットな組織で新しい経営のあり方や働き方を自社でも模索し、実践を繰り返している。