
内定者や新人を職場にすぐに馴染ませるための3つのポイント
昨今、人手不足による採用難が企業の大きな課題となっています。特に日本では、従業員のエンゲージメントを高め、人材の定着や離職防止に力を入れる企業が増えています。
しかし、多くの企業では、人材の維持に十分な時間を割けていないのが現状です。新しく雇用した社員の約20%が入社後45日以内に退職するというデータもあり、職場に馴染ませる工夫が重要になっています。
そこで、ベストセラー作家であり、米コンサルティング会社ナバレントの共同創設者であるロン・カルッチ氏のビジネス誌Harvard Business Reviewの記事から、(フォーチュン500社のコンサルタントの経験から)「新人の定着に効果的な3つのポイント」をご紹介します!
職場に馴染ませるカギは、新人の1年目に重点を置くこと。その具体的な方法を見ていきましょう!
1.「組織」に馴染ませるポイント
①.日常的な仕事で使うことを教えること!
会社の基本的な情報を伝えることはもちろん大切ですが、それ以上に重要なのが「会社の”共通言語”を教える」ことです。自社で使われる用語を丁寧に教えてもらえないと、新人は会話についていけず、自分が会社の一員だと感じにくくなります。その結果、疎外感を持ってしまうこともあります。
新人がスムーズに職場に馴染めるよう、共通言語をしっかり伝えることを意識しましょう。
②.歴史やブランドについて話す!
最初の1年は、特に、組織のバリューや規範について積極的に教える必要があります。それに加えて、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月と、間隔を開け、会社の歴史やブランドについて丁寧に会話する機会を持つことが大事です。
また、自分がどうやって評価され、報酬が得られるか、成長の機会をどうやって手に入れられるかを伝えることも重要で、会社の模範生を探して、新人に自分たちの成功体験を共有させることも、とても効果的です。
2.「仕事」に馴染ませるポイント
①.この会社での成功の意味を教えること!
意外と新人は「自分の持つ能力や経験がこの会社でどう活かされるか」がわかっていないものです。特に、経験豊富な新人は、自分が「全くの初心者だ」と感じるときに強い不安を感じると言われています。
②.短期間で成功体験させること!
新人は明確なゴールを与えられることでチカラを発揮しやすいものです。また短期間のゴールはより現実的で具体的なものが多いので、期待を共有しやすくなります。
有効的な方法は、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月で絶対達成できると思うタスクを与えることです。タスクを達成することで、徐々にタスクごとの責任感が増加していきます。成功体験を積ませることで、新人との信頼関係を醸成させ、周囲も自分のことを見てくれているということが新人に伝わります。
普段から、「自分の能力について話してください」という会話をすることで、新人は自分がどうやって組織やチームに貢献できるかが理解でき、会社へのエンゲージメントや自信が高まっていきます。
3.「周囲の人」に馴染ませるポイント
①.職場での人間関係を計画する!
リサーチ結果によると、アメリカにおいても、社員の40%の人は孤独感を持っていると言われています。この孤独感は新人にとって特にストレスが大きいものです。1年目の時は、会社での人間関係を築かせることで孤独感を減らし、自信を高めることができるのです。
そのためには、新人が「自分はどのように貢献できるのか」を理解しやすくし、社内やお客様との関係構築を計画的にサポートすることが重要です。人は職場から受け入れられている・歓迎されていると感じた時、孤独感を持たなくなり、より前向きで生産的な働き方を得られることができるのです。
それぞれの企業で、内定者を組織に馴染ませる仕組みを持っている組織は、生産性が62%増加し、新人の定着率も50%上がったと言われています。
日本でも、貴重なコストをかけて採用した新人をどう活用していくかは今後、大切な組織テーマに なるのではないでしょうか。どうやって、既存の組織文化や職場に溶け込み、早期戦力化していくかを計画的に考えていきたいですね。
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大学卒業後、外資系医療機器メーカーで営業に従事。
6年間で8人の上司のマネジメントを経験し、「マネジャー次第で組織は変わる」と確信し、キャリアチェンジを決意する。
2009年にワークハピネスに参画し、チェンジ・エージェントとなる。
医療メーカーや住宅メーカーをはじめ、主に大企業の案件を得意とする。また、新人から管理職まで幅広い研修に対応。
営業、営業企画、新人コンサルタント教育を担当後、マーケティング責任者となる。
一度ワークハピネスを退職したが、2021年から復帰し、当社初の出戻り社員となる。現在は、執行役員 マーケティング本部長。