コーチングはメンバーのエンゲージメントを高めるコミュニケーションスキル
管理職においてメンバーの人材マネジメントは大切な役割です。本研修ではメンバーのエンゲージメントを高めるために効果的なコーチングの考え方とやり方の基礎を身につけていきます。
コーチングが必要な背景
日本における従業員エンゲージメントは5%と世界平均の20%と比べても非常に低い水準にあると言われています(※)。労働人口が減少し続ける日本において、個人が熱中し、生産性高く仕事ができる時間を増やすことは必要不可欠です。
※Gallap’s State of the Global Workplace: 2021 Report
- メンバーとの距離を感じる
- メンバーのモチベーションが下がっている気がする
- メンバーのキャリアビジョンが描けていない
- メンバーの生産性が上がらない
- 十分なチームワークが取れていない
これらの問題は多くの企業で聞かれるケースであり、これらの問題を解決することが企業全体の生産性を高めることにつながります。
コーチングが果たす役割
リモートワークが普及し、各メンバーが自律して仕事をする時間は大きく増えてきました。そんな中でコミュニケーションのあり方の変化により孤立化してしまうメンバーも増えました。また離れた環境の中で仕事の進捗管理が困難になり、管理職はよりメンバーに自律的な仕事を求める必要が出てきました。これらの課題を解決するためにはメンバーがモチベーション高く自ら考えて行動する必要があり、それを引き出すのがコーチングを通じたコミュニケーションです。
ワークハピネスのコーチング基礎研修の特徴
とにかくわかりやすい仕立てになっている
ワークハピネスの研修は、難しいことをわかりやすく伝える研修デリバリーに定評があります。コーチングやコミュニケーションスキルの基礎知識がなくても理解しやすいため、対象者を置き去りにしません。
理論のレクチャーとスキル実践の繰り返し
理論を理解したところで実践し、「頭ではわかっているはずなのにうまくできない」ことを体感します。この体験によって、各自が意識しなければならないことが明確になるため、体得が早く、現場で活かせる状態になる
コーチング基礎研修で身につくスキル
コーチングには4つのスキルがあり、ワークハピネスでは心理学と過去の実践知を踏まえ独自のコーチング研修を提供しています。
1.洞察する
相手を正しく理解するためには、相手の状態や価値観を観察して、自分の価値観フィルターで良し悪しの判断をせずに受け取ることが大切です。
そのために、まずは人の行動原理や人の意識構造について、理解します。
2.傾聴する
相手が安心して話ができるよう、相手に合わせたコミュニケーションを取れる必要があります。
コーチングにおける最も大切なスキルと言える傾聴(アクティブリスニング)とは、相手のコミュニケーションスタイルに合わせて言語、非言語で反応することで相手の話を引き出す手法です。
研修内では、具体的に相づちや表情、姿勢など、実践と観察を通して難しさや自己課題に気づける機会があります。
3.質問する
コーチングで使用する質問には大きく分けて、クローズド質問とオープン質問の2種類があります。
YES/NOで答えられるクローズド質問を繰り返すと、尋問されている気になり、相手は話しにくくなります。
研修では、効果的なオープン質問の例を示し、相手に考えさせる質問のスキルを実践します。
4.承認する
承認するとは、わかりやすく言うと、褒めることです。
ただ、褒めるのではなく、人の意識構造を理解した上で、相手が褒めてほしいことを褒めるということが大切です。
研修では、褒めるポイントなど解説し、実践で褒めることの難しさと、褒められることの嬉しさを体感していただきます。