エンゲージメントを高める人事考課
メンバーのエンゲージメントを高め、組織成果の向上を図るには人材育成のみでなく、適正な人事考課も合わせて必要です。本研修では管理職として求められる公平・公正で適切な人事考課の考え方、運用の仕方を身につけていきます。
人事考課が必要な背景
管理職の役割は業務のマネジメントに加え、人材のマネジメントも行なっていく必要があります。その中の1つとして人材育成に関しては日々の仕事の中で取り組まれる機会がありますが、人事考課に関しては触れる機会が少なく、どう考えればよいのか、どう運用すれば良いのか困惑する管理職も多いのではないでしょうか。
人事考課が果たす役割
人材育成とは、組織目標との合意から計画作成、実行支援とその振り返りのサイクルを適切に回していく必要があります。そのためには期初(スタート地点)と期末(評価・次のステップへの起点)での運用を適切に行うことがポイントです。
ワークハピネスの考課者研修の特徴
目的と型を正しく理解する
そもそも人事考課とは、誰のため、何のためにあるのかという目的を正しく理解する必要があります。部下を評価する場だと誤解していると、全てがずれてしまいます。
人事考課は「部下をやる気にさせ、結果を最大化させる場である」ということを理解し、その上で、期初(目標設定)と期末(評価面談)における型やポイントを学びます。
面談に必要なコミュニケーションスキルを身につける
人事考課面談を要素分解すると、以下のスキルが必要です。
- 洞察・・・面談に臨む部下の状態や感情などを観察する
- 傾聴・・・部下に安心して話してもらうため、自分の態度を選択する
- 承認・・・部下を褒め、動機づけする
- フィードバック・・・部下を尊重しながら、評価や意見を伝える
- 質問・・・部下の考えを引き出したり、考えさせたりする
なんとなくやっている面談をこれらのポイント別に理解することで、気をつける点が明確になります。
自身の評価の傾向を見つめ直す
全6項目の評価傾向自己診断を行うことで、改めて自分の評価傾向を自覚し、特に気をつける項目については、その対策を行動レベルで習得します。
※研修時間が長く取れる場合は、同じ対象を評価をして、周囲と評価が分かれてしまうことを体験し、評価基準の大切さを実感するセッションを設けることが可能です。
ロールプレイングで評価面談の手順と自分の課題を確認する
評価面談フローのワークシートに沿って、良い面談を実践してみます。
「頭ではわかっているのに、できない」ことも実感できるため、自分が今後面談する上で気をつけるポイントを確認して、研修を終えることができます。