公園・緑地管理運営を主な事業とする公益財団法人の公園協会様で実施したチームビルディングアクティビティ「Beat the Box」の導入事例です。
- 課題
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- 若手社員同士のコミュニケーションを図りたい
- 縦割りの組織の中で部署を超えた連携を強化したい
- 実施策
-
- チームビルディングアクティビティ「Beat the Box」
- 効果
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- 繋がりを感じることができ社員が明るくなった
- 部署を超えて自発的に連携を取るようになった
Beat the Box
インタビューご協力
【企画者】
公益財団法人東京都公園協会
総務部 人材育成担当課長 谷中田 篤 様
総務部 人事課 人材育成係長 新本 恵梨子 様
総務部 人事課 人事育成係 唐島 利加子 様
※所属は2025年10月時点の情報です。
頑張っている若手職員に他部署で働く仲間との”つながり”をつくってあげたかった

Beat the Boxを導入されたのはどのような機会だったのですか?

谷中田さん
一定年齢以下の若手職員のコミュニケーション強化の場で実施しました。特に20代の⼦たちはコロナ禍の影響もあって、⼤学時代など多感な時期‧⻘春時代にあまりコミュニケーションを取ることができずに入社した職員も⾮常に多いというのが要因の⼀つです。
求めていた成果として、堅くいうとコミュニケーションや連携になりますが、シンプルに公園や庭園で頑張っている職員に他部署で働く仲間との”つながり”をつくってあげたかったというのが一番にあります。
今までも若手社員の研修は実施されていたのですか?
過去2年間ほど若手職員のみを対象に研修を実施していたのですが、研修生からの意見を受けて、入社歴関係なく同年代の職員を中心に「コミュニケーションや連携強化を目的とした研修を実施してほしい」という声が上がり、それに応えるかたちで今回の研修を実施することになりました。
「みんなで何かしよう」といった明るいリーダー的な人が少ない傾向にあると感じていて、この研修をきっかけに、声を上げやすい環境をつくってあげたかった目的もありました。
Beat the Boxの提案をされたとき、どのように思われましたか?

率直に申し上げると「遊びになってしまうかな?」と思いました。自社のカラーに合うかどうか、若手職員に受け入れられるか、不安もありました。
私が研修会社や取引先を選ぶ際、その取引先がどのような企業と仕事をしているかを参考にしているのですが、ワークハピネスさんは大手の企業で多数の実績があったので、安心感を持てました。


やってみて率直にいかがでしたか?

谷中田さん
一言で言うと「新鮮」っていうのが、やっぱり真っ先に来ましたね。スタートはみんな「どんなことやるんだろう?」とワクワクそわそわしていて、単純に新鮮でしたし、職員がこういうワクワクしている顔をあまり見たことないなという印象でした。

新本さん

唐島さん
事前に研修生から「どんなことやるんですか?」「楽しみです」という期待の声をいただいていて、そういった空気が当日はありました。
実際やってみると結構難しく、時間内に終わるのかなという不安もありましたが、みんな「どうしよう?」「できた!やった!」とか次第に変わっていく表情がすごくイキイキしていました。
研修生がどのようなコミュニケーションをとっていくのか気になっていました。時間が経つにつれて、いろんなグループの人たちが大人数でまとまっている姿や、表情が「こんなに変わるんだ」というのを間近で見れてよかったです。
研修が終わったあとも「色んな人と話ができて、つながりができた」という感想が聞けたので、すごく良い研修だったなと感じました。
最初と最後で皆さんの表情が全然違うのがすごく印象的でした

実施当日の会場の様子はどうでしたか?(参加者の表情・発言など)

谷中田さん
一言でいうと楽しそうでした。あと個人的には「自分も一緒にやりたいな」と思いました。事務局の立場を忘れてしまうくらい、この一体感の中に入りたいなと思いました。
あとは担当の今井さんが参加者に声かけてくれたりとか、盛り上げてくれたのはよかったです。


実施当日の印象的なシーンはありますか?

谷中田さん
段階ごとに細かい謎があって、みんなつまずいていたのですが、1つクリアできたときの達成感はすごかったですね。クリアしたチームからは「おー!」という盛り上がりと「すごいじゃん!」というような声が聞こえました。
一方で、クリアしていないチームは「あっちのチームは進んでいるけど、こっちはまだ一段階も終わってない」といった焦りが見えましたが、それでも最終的には全チームがクリアできました。
遅れを取っていたチームではリーダーシップをとる人が出てきたり、他のチームに「どうやったの?」と声をかける人がいたりと、そこで連携力やコミュニケーションが育まれた気がします。

新本さん
みんな開始直後はチームごとで謎を解いていって、でもチームだけではゴールにたどり着けなくて、早く他のチームとも連携して協力してほしいな、というもどかしい気持ちで見ていました。
でも、やっと他のチームのところに行って「あ、これはみんなでやらないと解決できない」と気づいたときに空気感がすごく変わって、そこがとても印象に残りました。「あー、やっとだー」と思いました。

唐島さん
コラボレーションまでのプロセスの中で、最初と最後で皆さんの表情が全然違うのがすごく印象的でした。
また、参加者の中にはあまりお話ししたことのない方も多くいたのですが、研修を通していろんな方とコミュニケーションを取る姿を見て、「こんなふうに楽しめるんだ」「こんな表情もできるんだな」と感じる瞬間が見れたのもすごく印象的でした。


見ていて「意外だな」と思った参加者はいましたか?

谷中田さん
はい、いました。コミュニケーションが得意でないと感じる職員がいたので、他の職員とつながれるか心配していたのですが、グループ一丸となって取り組んでいて、安心して見守ることができました。
部署を越えて自発的に連携を取りやすくなったという声があがってきています

当時を振り返っての感想はいかがですか?

谷中田さん
これまでの研修は、知識獲得を重視した研修や座学が多かったのですが、今回初めてこういった研修を実施したことで、職員に新しい体験を提供できたと思っています。
もちろん、職員同士が楽しくつながれたこともありますが、それだけでなく、若手職員のエンゲージメント強化にもつながったと感じています。
今までやったことのない研修だったにも関わらず、導入に踏み切れた理由はなんですか?
やってみないと効果はわからないので、思い切って一度試してみて、良ければ続ければいいし、もしダメだったらやめればいいだけの話で、やってみないと良いも悪いもわからない、と思ったのが一つ大きな理由です。
あとは、今の人材育成係のメンバーは5年後、10年後にずっと固定ではなく、社内異動が発生する場合もあります。そのため、このメンバーでこういった研修をやっておくことで、新しいメンバーに良い雰囲気を受け継いでいけるように、実績を残しておこうと思いました。
研修実施後に感じた参加者の変化はありますか?


谷中田さん
すごくいい変化がありました。
公園協会は部署が非常に多いため、どの部署においても連携がとても重要であり、今まではそこが課題でした。
研修を受けて、上司からの指示をもとに仕事していたのが、担当同士の繋がりができたことで、部署を越えて自発的に連携を取りやすくなったという声が実際にあがってきています。
ゲーム中のコラボレーションが実際の職場でも起きているということですね。
そうですね。なんとなくですが、職員が明るくなったと思います。
今までの研修よりも今回のプログラムのほうが「つながれた」というのをすごく感じています。


ワークハピネスへはどういった印象を持たれましたか?

谷中田さん
研修の打ち合わせの時から、「大丈夫だろう」とは思っていました。体験型の研修を提供している会社は他にもありますが、ただアクティビティをするだけでなく、御社のようにちゃんと学びがある、という点が決め手になりました。
同じような課題を抱える他社に、このサービスをおすすめするとしたら、どんな点を伝えたいですか?
これはどの業種もそうだと思いますが、拠点同士のコミュニケーションや情報交換がすごく大事だと思うので、拠点がたくさんあるようなところはお勧めしたいと思いました。
あとは若手社員の活躍を推進したい企業にも適していると思います。楽しみながら学べるので、エンゲージメントを強化するには、こうした研修がいい機会になるのではないかと感じます。

Beat the Boxについて
Beat the Boxは、チーム内での協力や創造性が試される対面型の謎解きチームビルディングアクティビティです。高揚感と一体感に包まれたイベントの場作りやチームコミュニケーションの活性化に最適です。
詳細は画像をクリックしてご覧ください。
その他のチームビルディングアクティビティはこちら
Beat the Box以外の対面、大規模、英語実施可能なチームビルディングアクティビティについてはこちらのページでまとめています。
プログラム一覧資料
チームビルディングのすべてのプログラムの情報をまとめました。
<資料の内容>
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- チームビルディングの活用シーンの紹介
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