チームビルディングで”成果を出し続けるチーム”に変える!
「良い仕事をしたい」「良い環境で働きたい」など、私たちは、このような想いで、新しいスキルや経験を積み、職場の仲間とコミュニケーションを取りながら、仕事に取り組んでいます。しかし、普段ともに働いているチーム(部署や課など)であっても、チーム内でコミュニケーションがうまく取れなかった、チームに一体感を感じられないことがあったというご経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、このチームは、なぜギクシャクしてしまうことがあるのでしょうか。そのチームのメカニズムについて、これからお伝えしたいと思います。
“チーム”というのは何か?
最初に「チームとは何か?」について考えてみたいと思います。
チームというのは、「共通の目標に向かって、成果を出す集まり」だと言われています。例えばチームというのは、勝利を追求する「スポーツチーム」や、ある特定の目標を達成するために、社内から集めたメンバーで構成された「プロジェクトチーム」というように使われています。
それに対して、グループというものがあります。グループというのは、「同じ嗜好や性質、属性を持った集まり」のことです。例えば、気が合う仲間が集まった「仲良しグループ」や、資本関係でつながる「グループ企業」などといったように使われています。
組織では、組織目標やチーム目標に向かって、他のメンバーと関わりを持ちながら仕事をします。そのため、メンバーは、チームとして共通の目標を共有し、仕事を分担したり、お互いに協力しあったりすることで、さらに高いパフォーマンスを生み出すことができます。
“チームビルディング”って何?
各チームには、達成目標があり、メンバーには、個人で期待された成果が求められます。しかし、各人がその成果に取り組むだけでは、チームのパフォーマンスを上げることは困難です。
そこで重要になってくるのが、チームの関係性の質を高め、成果をあげていくチームビルディングなのです。
そのチームビルディングとは何でしょうか?
チームビルディングは、「チームで集まって、共通体験をすることで、チームの結束や関係性を構築する」ことです。チームを活性化するための取り組みが「チームビルディング」であり、海外ではすでにポピュラーなテーマで、Googleをはじめ、多くの企業が定期的に実施しています。
それは働き方が多様化し、時間をかけて集まることができないチームが増えており、そのチームのマネジメントが、今、改めて注目されているからです。例えば、新しいチームや組織が生まれたときには、最初に、メンバー同士のチームビルディングを実施するケースが多く見られます。
日本でチームビルディングという言葉が広まり始めたのは、比較的最近のことです。もちろん、日本でも、チームメンバーの関係性について考えてこなかったわけではありません。初期の頃、日本のチームビルディングは、メンバー同士の心理的距離を少しでも近づけることを目的としていました。
例えば、飲み会のように、チーム全員が集まり、いつもと違う雰囲気で、お酒を飲みながら歓談することで、結束力を高めていたのです。そのため、宴会などの社内行事は重要で、楽しい体験を皆で共有することで、明日への仕事の活力へと変えていったのです。
確かにオフィスにいる時と違った相手の一面を知ることができるでしょう。しかし、現代では、かえって気を使いすぎて、本音が言えなくなることもありました。
では、お互いの意見が活発に言い合えるチームはどんなチームでしょうか?それは、”メンバーそれぞれの特性(価値観や強みなど)や、人となりを理解しているチーム”です。
“チームビルディング”が必要とされる理由
チームが良い結果を生み出すヒントとなるものが、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱する「成功循環モデル」です。キム教授は、チームの関わりのプロセスには、4つの質(関係性・思考・行動・結果)があると考えました。そこで、「成果をあげられないチーム」と「成果を出し続けるチーム」の2つのチームの違いについて調べたところ、グッドサイクル(関係性を良くする進め方)と、バッドサイクル(関係性が悪化しやすい進め方)というプロセスの違いがあると考えたのです。その違いについて、説明します。
■“成果をあげられないチーム”は、以下の順番でコミュニケーションを取ると考えました。
このサイクルを何度も繰り返していくことで、チームは失敗する度に、負け癖がつき、チームのムードも悪くなり、バッドサイクルに陥っていきます。
■一方、“成果を出し続けるチーム”は、以下の順番でコミュニケーションを取ります。
このように、グッドサイクルによって、対話や尊重ができる関係性が出来上がります。
チームビルディングが成果を生み出す理由
>アメリカの教育機関「Flow Genome Project」によると、人はフロー状態に入ることで、創造性や課題解決能力が4倍になったり、新しいスキルの学習スピードが2倍になったり、モチベーションが高まるという実験結果があります。チームビルディングプログラムは、そのフロー状態を体験し、チームの関係づくりと、グッドサイクルを継続していくためのきっかけを作ります。
例えば、ワークハピネスが提供しているCatalystプログラムでは、参加者が遊びながら、楽しみながら、知らぬ間に良い関係を築く体験をしていきます。さらに、その楽しい体験だけではなく、そこから何を学んだかというリフレクション(振り返り)をすることで、チームで仕事をするために必要な関係性を改善していきます。
そのチームの雰囲気や関係性が改善されることで、結果も変わってきます。さらに、会社への愛着(会社に来たくなる)や、チームの関係性(みんなに会いたくなる)、そして仕事の意義(仕事が楽しくなる)という効果が生まれ、チームのパフォーマンスを高めていくのです。
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株式会社ワークハピネス
「世界中の組織をワークハピネスあふれるチームに変える」をミッションに、人材開発、組織開発、事業創造支援を主に行うコンサルティングファーム。人の意識を変え、行動を変え、組織を変えることに強みを持つ。