【事例｜チームビルディング】全員で協力して大きな絵を完成させる「The Big Picture」

GR Group（https://grjapan.jp/）は、日本と韓国で政府渉外およびパブリックアフェアーズのコンサルティングを展開するGR JapanとGR Koreaの統括グループです。GR Group Dayは、東京、大阪、ソウル、ロンドンそしてワシントンDCからGR Groupの全スタッフが集まり、1年を振り返り、今後のプランを共有するとともに、「One Big Team」アプローチの一環としてスタッフ間のネットワークを強化する、年に一度の重要なイベントです。

パンデミックの影響で2年連続で対面開催が叶わなかったため、今年はGR Group Dayを特別なものにしたいと考え、社員同士のネットワーク構築やチームビルディングに主眼を置いたプログラムを探しました。
当初はPeak Performanceを検討したのですが、競争的な要素がなく、チーム内のみならず他チームとのコラボレーションが求められるThe Big Pictureの方がイベントの主旨に合うと考え、こちらを採用することにしました。また、全社員が一堂に会する機会ですので、パソコンやスマホなどのデバイスは使わず、直接的なコミュニケーションを取りながら進められる、というのもThe Big Pictureを選んだ大きな理由の一つです。

3時間にわたりスタッフ同士が助け合いながら描き、色を塗って完成した絵が全社員揃ったところでお披露目された時には、全員が大きな達成感を感じたのではないでしょうか。多少色が違ったりサイズがずれていたりするところも、良い個性になっていると思います。社員それぞれ感想はあると思いますが、企画チームとしては、このプログラムを通して社員同士がお互いの理解を深め、一体感を感じることにつながったのではないかと考えています。ワークハピネス様には、企画段階から絵のデザインに至るまで、当社のビジョンや特徴をしっかりヒアリングして、イベントの目的に合致したプログラムを提供してくださったことに深く感謝しています。

The Big Pictureということで、ペイントとパズル感覚の簡単なゲームを想像していました。我々の業務である公共政策とどういった関わりがあるかも疑問で、塗り絵をするだけで研修内容としても十分か不安はありました。

自分のチーム以外のチームやメンバーと協力することになるとは思っていなかったので、実際に体験してみて良かったです。正直なところ、絵を描くのは簡単だと考えていたので、1時間もすればみんな興味を失ってしまうかもしれないと思っていました。しかし、他のチームと相談・比較しながら色選びや絵の作成を進めるなど、最初はかなり苦労しました。

実際に体験してみると横の連携が非常に大切で、当初思い描いていた「塗り絵」以上のチームワークが必要で、参加者全体でのコミュニケーションを深化させることができました。また、印象に残ったこととしては、やはり一人一人の個性がよりワークを通して見えるようになったのも面白かったです。

チームビルディングという意味では、自分のチーム内のGR Korea、GR Japanの同僚だけでなく、他のチームとも協力する必要があり、想像以上にチームワークを発揮しなければならなかったことがよかったです。また、絵を作成している間や終了後に、我々の日常の業務に、この経験をどのように活かせるかなど話し合うこともできました。

コミュニケーションという点において、受け手側の理解が自身の理解とは必ずしも一致していないということに改めて気付かされました。プレーヤーはそれぞれ個性を持って、業務に没頭できるのですが、ガバメント・リレーションズが我々の業務ということもあり、多くのステークホルダーの考えを汲み取り、それを言語化して、同じ理解の上、物事を進めることの大切さを本研修を通じて体験できたので、大変良い経験ができました。ありがとうございました。