メンバーとの関係性を築き、成長につなげる1on1ミーティング
働き方の多様化、人材の流動化によりメンバーのエンゲージメントを高めることが必要不可欠かつ難しい社会環境に変化してきました。そんな中でメンバーとの関係性を築き、個人の成長を支援するために1on1ミーティングが注目されています。本研修では、メンバーとの関係性構築、支援に必要なスタンスとスキルを押さえ、効果的な1on1ミーティングの実践方法を身につけていきます。
1on1ミーティングを導入する企業が増えている背景
リモートワークが常態化するなか、各企業は働き方やマネジメントのあり方、評価の仕方など抜本的に見直す必要が出てきました。人材の流動化が高まっている状況において、離れた場所・非同期コミュニケーションでの仕事は個人が自律的な働きながらも、組織としての一体感・つながりを感じられることがより求められていきます。また働き方の多様化によって階層一括の教育ではなく個人に合わせたキャリア支援や教育が求められるようになりました。そういった状況でのメンバーのマネジメントや育成、関係性の構築として注目されているのが、上司とメンバーが定期的に一対一で面談をする「1on1ミーティング」です。
なぜ1on1ミーティングはうまくいかないのか
機能していない1on1ミーティングの例
- とりあえず導入したが、本来の導入目的や手法が共有されておらず、マネージャーによってやり方がバラバラになっている
- マネージャーが部下の業務の進捗を確認する場になってしまい、1on1の意味がない
- 上司がひたすら話をしてしまい、部下は一方的な聞き役になっている
- コミュニケーションの苦手なマネージャーがいても組織的な支援策がないため、部下にとって辛い場が繰り返されてしまう
上記でハイライトされた原因部分には、適切な解決策が必要です。
1on1ミーティングを機能させるには1on1に特化した研修が効果的
上記の問題を解決するには、組織的な支援としてマネージャー向けに研修を実施することが有効です。以下のような内容で研修を実施することで1on1がより効果的になり、定着していくようになります。
- 1on1ミーティングの目的の伝達
- 理想的な1on1とマネージャーのあり方(being)の理解
- 1on1のやり方の習得と実践
理想の1on1ミーティングと研修の全体像
個を活かす現代のマネジメントにおける重要施策になっている1on1ミーティングの目的は以下の3つです。
- 関係性の構築
- モチベーション阻害要因の除去
- 成長の支援
研修ではこの目的を達成するために、1on1を4つの要素に分解して解説します。
- プロセス・・実施前から実施後までの5つのプロセス
- スタンス・・1on1を成功させる4つのスタンス
- スキル・・部下のための場になる4つのコミュニケーションスキル
- ツール・・1on1をスムーズに実施するための6つのワークシート
これらの全体像のもと、事前準備とスキルアップにより1on1ミーティングはより効果的に実施することができます。
ワークハピネスの1on1ミーティング研修の特徴
全体像を示すため、何をしたらよいかがわかりやすい
1on1によくある悩みは、実際に何をしたらよいのかよくわからず、雑談で終わってしまうということです。本研修では、1on1の全体像を示し、目的やステップ、スキルに分解するため、習得しやすいことが特徴です。
関係構築に必要なスキルだけでなくスタンスも身につける
ワークハピネスの研修の特徴の一つにスタンスアプローチというものがあります。どんな素晴らしいスキルがあっても、スタンス(心構え)が不十分では、相手の共感を呼びにくく、良い1on1ミーティングにはなりません。部下を動機づけ、生産的な場とするための、スキルとスタンスをセットで身につけることができます。
研修後もそのまま使えるガイドブックとワークシート
研修後に1on1ミーティングを実施する際、研修で学んだことを完璧に実践することは難しいかもしれません。しかし、本研修では、実際の1on1ミーティング時にそのまま使えるガイドブックと6つのワークシートを提供していますので、事前準備や質問等、型がつくまではガイドに従って進めていくことができます。これらの充実したツールにより、実践に対する不安は解消されます。
1on1ミーティング研修の内容
1on1ミーティングの全体像と目的の理解
1on1ミーティングは誰のための、何を目的とした機会なのか、会社としては何を期待して実施する施策なのかを理解します。
1on1ミーティングの手順の理解
- 事前準備
- 1on1ミーティング実施中の3つの手順
- 実施後
以上の手順を使用するワークシートと併せて理解します。
1on1ミーティングに必要なスキルとスタンスの理解
- 4つのコミュニケーションスキル(場作り、観察、傾聴、質問)
- 4つのスタンス(心理的安全性を確保する、相手が主役と捉える、相手を尊重する、結論を急がない)
必要性とポイントを理解します。
ロールプレイング実践による定着と自己課題把握
ワークシートを使用して、実際にロープレを実施し定着化を図ります。ロープレではオブザーバーによるチェックとフィードバックがあるため、実施する際の自己課題を認識することができます。
カリキュラム例
*ご要望に応じてカスタマイズ可能です