変化するために変わらないものを探求する 理念構築・浸透コンサルティング
組織を前向きに変化させていきたいのはどの組織も同じだと思います。しかし、変わらざる軸がなければ、変化に耐えることができません。変化に対応する能力を高めるには、私達は何を成し遂げたいのか、誰の何のために存在するのか、軸となる自分たちのアイデンティティを明確にすることが鍵になります。それがパーパスであり、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)です。
ワークハピネスでは不確実な時代の中で組織の指針となる経営理念の構築と浸透をハンズオンで寄り添いながら支援することで、変化に強い企業への着実な変革を実現します。
ワークハピネスの理念構築・浸透の全体像
ワークハピネスの理念構築・浸透の特徴
1:組織全体を巻き込む(ホールシステムアプローチ)
理念構築は経営層などトップ層のみで検討するのでは、現場メンバーの共感を得られ、心に響く理念を作成し浸透させるのが困難です。現場メンバーに共感を得られる生きた理念を構築するには現場のメンバーを含む多くのステークホルダーを巻き込む必要があります。参加した社員は「自分ごと」として捉えられるようになり、そのようにして社員に深く共有された理念は、決意を生み出します。
そのため、ワークショップにはなるべく多くの社員が参加できるよう、複数回開催したり、各階層から参加を募って丁寧に紡ぎあげていきます。
2:過去・現在・未来のストーリーからエッセンスを抽出する
会社のこれまでの様々なことを乗り越えてきた歴史から、当時の感情や意思決定の背景などのストーリーを共有し、会社に根ざす価値観を探求します。また、現在自社を取り巻くトレンドを俯瞰することで見える自社の立ち位置と、自分たちがそれにどう向き合うかという想いや意志を紡いでいきます。
3:理性だけでなく感性を活用する
言葉で表現するだけでは論理的に整理されるだけに留まります。ワークハピネスの理念構築では、将来自社が顧客に価値提供している場面をオブジェや寸劇で表現するなど、感覚やイメージなどの感性を活かすことで、共感を生み出したり、ポジティブな感情を共有することができます。このように、理念に魂が込められるプロセスを大切にしています。
3:ポジティブなエネルギーを引き出す
「〜するべき」「〜でなければならない」といった思考のもと生み出された理念では組織の一体感やモチベーションにつながらず、むしろ逆効果になる場合もあります。「〜でありたい」や強み・誇りを活用することでポジティブなエネルギーを引き出し、組織にとってプラスになる理念浸透が実現されます。
経営理念の構築と浸透のステップ
組織の7Sの概念を使用し、弊社独自の考え方であるCESステップで進めていきます。CESステップとは、Communication, Education, System&Structureの順番で進めていくものです。
導入事例:製薬業界A社
<企業情報>
・従業員規模:700名
・支援期間:15ヶ月
お問い合わせの背景・現状の課題
お問い合わせ時のヒアリングから導き出された課題仮説
・M&Aによって社内の価値観に分断が生じている
・急激な中途社員の増加による意識の多様化、方向性の不一致が生じている
・競争のない業界による社員の主体性・パフォーマンスの鈍化が生じている
理想の状態
MVV構築(理念策定)と浸透という手段とプロセスを通して以下を実現する
・組織パフォーマンスの最大化
・社員一人ひとりが働きがいを感じる組織づくり
・社会に貢献しているという貢献実感の醸成
変革のグランドデザイン
ヒアリングから導き出された課題仮説、理想の状態を踏まえ、下記の全体像で支援させていただきました。
コンサルディング実施のフロー
①現状ヒアリング :プロジェクト概要確認と現状の課題仮説の特定
②契約 :プロジェクトメンバー・費用・スケジュールの確定
③組織診断 :サーベイ・インタビューを用いた組織の現状調査、ファクト収集
④変革デザインの合意 :変革の方向性、タイムスケジュールなどの合意
⑤アクション実施 :継続的なアクションの実施
⑥振り返り :施策の効果測定と今後の進め方